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無意識に変革を拒んでしまう⁈ 現状維持バイアスってなに?

はじめに

何か新しいことを始めようとした時に、「今のままの方がいいんじゃないか?」「新しいことをするにはリスクもあるしな…」と考えてしまったことってありませんか?
せっかく新しいことを始めようと思ったのに、何かしらの理由をつけて変化を嫌ってしまうあなた。
それは、現状維持バイアスという脳の仕組みが関係しているかもしれません。
今回はこの現状維持バイアスについて学んだので、そのメカニズムを共有し、対処法について考えていきたいと思います!

現状維持バイアスとは?

現状維持バイアスとは、

変化に対する漠然とした恐れから「今のままでいいか」と考えてしまう、考え方の偏りのこと。

新しいことを始める時には、不安がつきもの。
それが望ましい変化だと理解はしていても、現状を維持しようとしてしまうのは、この現状バイアスが働いていると考えられます。

現状維持バイアスのメカニズム

現状維持バイアスが発生する背景には、以下の二つの要素が関係しています。

・授かり効果(保有効果)
・損失回避

授かり効果とは、自分が既に持っているものを高く評価し、手放したくないと考える傾向のこと。
変化して得られるものよりも、失うものに焦点を当ててしまうということですね。

損失回避とは、得をする可能性よりも確実に損失を回避することを重視する傾向のこと。
リスクを背負うくらいなら、利益を追わないという保守的な考え方のことです。

これらの影響を受けることで、人は変化することに不安を覚えたり、またリスクを過大に評価したりしてしまうため、「今のままでいいか…」と現状維持を期待しまうと言われています。

現状維持バイアスを克服するには

では、誰もが陥ってしまう可能性があるこの現状維持バイアスは、どのように克服すれば良いのでしょうか。

ポイントは以下の2つ。

・バイアスの存在を認識し、自覚する。
・変化に伴うリスクより現状維持のデメリットを説く。

まずは、現状維持バイアスの存在を認識すること。
そして、変化におけるリスクと現状維持のデメリットを比較し、正しく理解することが必要だと言えるでしょう。

さいごに

今回、現状バイアスについて学び、理解することができました。
特に「損失回避」の考え方は、私も何かを決定する際によく感じてしまう考え方だったため、現状維持バイアスに陥らないように心掛けることが必要だと感じました。
もちろん、変化にはリスクが伴います。しかし、そのリスクを過大評価せず、得られる利益と正しく比較して意思決定をするようにしていきたいです。
またその際には、変化をしないことによる機会損失といった現状維持によるデメリットを理解することも効果的だと感じました。

参考:グロービス学び放題



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