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「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展に行きました

誕生日を翌日に控えた日、丸の内の木陰を歩きながら三菱一号館美術館へ赴き、「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展に行ってきました。

当然ながらショーメのアクセサリーなんて持っていません。お店に入ることができないほどハードルの高い超高級老舗ジュエリーブランドです。
だからこそ行きたい。お金を払ってでも見たいものがそこにあると思ったのです。

三菱一号館美術館自体初めて入りました。
<赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもの>と、ホームページに書いてあります。
東京駅は1914年竣工ですから、年代的には近い建物です。
こういう建物大好きです。
展示スペースは3階からスタート。そこから下りつつ3フロア全てショーメで埋め尽くされた展示会です。

とにかくキラキラとまばゆいばかりの宝飾でした。
ダイヤやルビーなどが惜しげもなく使われたアクセサリーの数々。
絵画の中のご婦人もショーメのアクセサリーをつけている。
ナポレオンと皇妃ジョセフィーヌ御用達とあって、彼らが身につけた数々のジュエリーも展示されています。

そんなに宝石つけていたらゴテゴテしているのでは、と思うのですが、そんなことはまったくなくて、気品に溢れた作品ばかり。
「宝飾芸術」とタイトルにもある通り、ただのアクセサリーではなく、芸術なんですね。

そして歴史と共に生きてきたというのも実感ができます。
老舗だからこそ影響を与えたり与えられたりしてきたんだな、と思いました。

実は数々のジュエリーよりも、デザイン画に見入ってしまいました。

ショーメの宝飾はとにかく宝石がたくさん使われています。
葉を象ったフレームの中に石が敷き詰められています。
デザイン画では、その宝石の配置や大きさも完璧に描かれています。
出来上がったものを模写したんじゃないの?と思えるほどのクオリティです。
もちろん石を表現する際は適当に◯を描くのではなく、カットもちゃんと描かれています。
驚くほどの緻密なデザイン画ですが、みなさん本物のジュエリーの方を見ているのでデザイン画はけっこうスルーされています。
おかげでじっくり見ることができました。

写真撮影可能なスペースが一室あるので、そこでじっくり撮影も可能です。
そこではティアラがいくつも展示されていて、みなさん一生懸命撮影していました。
当然私も一生懸命撮影しました。暗いから難しいんですよ……。

たっぷり見ごたえのある展示会で、ちゃんと見ようと思うと2時間は必要です。
うっかり年パスが欲しくなりました。

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