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刀装具と和服が好きになって分かったこと

刀剣、刀装具に続き和服のことにも手を出し始めている。
大まかにいえばどれも日本文化であるので共通点は多い。
特に刀装具と和服は「装う」という点で同じだ。

刀装具も和服も、物語や季節をモチーフにすることが多いように思う。
刀装具では平家物語や曽我物語、和服では季節の花をあしらったりする。
もちろん刀装具でも花をモチーフにすることもある。

しかし刀装具鑑賞の先人は「ひとつの物語で固めるのは無粋である(要約)」と言ったそう。
ある呉服屋は「夏だから夏の花を着るのではなく、夏に雪の結晶が描かれたものを着て涼しさを感じさせるのが粋」と言った。

ガチガチに凝り固まる必要はなく「遊び」があって良いものということでしょう。

刀装具と和服を本格的に楽しむのは連想ゲームにも似ている。
しかしその連想ゲームに参加するには教養も必要になってくる。

自分に俳句は縁遠いと思っていたけど、実は季語を知ることは刀装具や和服を楽しむのに必要な教養なんだと感じた。

刀の鑑賞をすることをきっかけに、さまざまな日本の文化に触れるようになっていたけど、浅い知識でどれも点のようなものだった。
しかしその点が線になろうとしている気がする。
学ぶことはなんて楽しいことだろうか。

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