来季プロ、Bolero。

来季プロはもう既に練習してます。

その言葉を昌磨くんが口にした時に、Twitterでは「まさか新プロはBolero？」と話題になりました。

Boleroって淡々としてる中でじっくりじっくり盛り上がる曲と私は認識していて。あまり想像つかなかったからこそ、どんなBoleroになるのか楽しみでした。

しかし、YouTubeで発表された音源を聴いて、「ああこれは最高！」と単純かもしれないけどワクワクが凄かった！！（まさかのフジの音源！華やか！）
まだシーズン始まってないけど、確実に名プロになる！！と。

まぁ、私はトゥーランドットが好きなのもあり、こういった系統と昌磨くんの演技の組み合わせが好みなのはありますが。

とにかくBoleroは既に私の想像するBoleroとは違って、もう宇野昌磨色に染まりつつある。これはハッキリと言えます。

私はシニアデビューの年からしか昌磨くんの演技をちゃんと観てないし、全ての試合やアイスショーの様子までチェックするようになったのは本当に最近だから何とも言えませんが…
私の過去見てきたプロの中では、2015-2016シーズンFSのトゥーランドットに似てると思ってます。

緑トゥーランのプロは、心の内に秘める熱い想いがダイレクトに伝わってくるような気がして。攻める構成でシニアの舞台に立ち向かう姿が初めて見たときからずっと印象に残ってます。
今回のBoleroも、闘志に燃える冒険家（若しくは勇者？本人は魔王の方が良いそうですが）のようなイメージで、やっぱり緑トゥーランと似てるなと思わせられます。そして詰め込まれた随所に光る技からも、「宇野昌磨って実はこんなことも出来るんだぜ」というステファンからのメッセージにも思えて。可能性に満ちた素敵なプロだなぁ…としみじみ。

今のところショーでしか滑ってないので振り付けがどこまで残るのか分かりません。
現時点では、最初の低い姿勢からのつま先トントン、長いツイズルからのたっぷりと伸びるステップ、バレエジャンプは特に推しポイントなので（これ文字だけでは多分通じないかな…すみません）是非試合でも見たいものです。

試合で少し思い出しました。
先日オリンピックのYouTubeチャンネルで銀メダルに導いたトゥーランドットのフリーがアップされていたので見ました。改めてあれから3年ちょっと経ったのですね…（時の流れの早さに驚く）
あの時の演技とBoleroを見比べるだけでも、如何に昌磨くんがこの3年で成長してきたのかが伺えます。特に表現の磨きのかかり方は凄い。天階、月光、グレスピ、DOMO、オーボエ、そしてBoleroと根底はもちろん変わらない中でも新鮮な一面を常にみせてくれて。
期待しすぎるのは良くないと思いつつも、本当に楽しみでしかないです、来シーズン。

生で観られる可能性としては大阪でのグランプリファイナルが挙げられますが、今のコロナの状況が続けば厳しいのかな…そもそも12月は学校が多忙だし…と諦めています。
せめて生で見られなくても、昨シーズンよりもたくさんBoleroが見られる機会があることを切に祈ってます。これは昌磨くんに限らず、全ての選手に対しても同じ気持ちです。

たくさんの試合を通して成長し完成されるBoleroを見届けることが出来ますように。

余談。Boleroの衣装、闘牛士っぽいなぁって思いながらサムネイル画像を選んでみました！トレロとボレロの語感が似ているところも含め、イメージぴったりのかっこいい衣装ですね～！！