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【初めての即売会】参加するなら大規模or小規模?

こんにちは、眸(ヒトミ)です。
「同人やろうぜ!」とは、まだ同人誌即売会(イベント)に参加したことがない人、いつか参加したい人に向けて少しでもタメになる情報を提供して即売会への参加を促すnoteです。

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同人初心者の即売会事情

・SNSで作品を見てもらえるだけで満足
・参加費や遠征費に充てるお金がない
・通販やオンライン即売会が充実している現在、わざわざ会場まで足を運ぶことに価値を見いだせない
以上の理由から「若者の即売会離れ」が数年前から問題視されています。

ちなみに赤ブーブー通信社さんは2024・2025年も引き続きU18世代応援メニューを掲げてくれるようです!!
いつまでもあると思うなよ!??!!!行ける奴は行っておけよ!!!!

赤ブーさんはそう言ってくれてるけど、いざ大きな会場に行くと大人が金の暴力()で用意したでかいポスター、机には鮮やかにプリントされたオリジナル敷布、新刊の入った段ボール箱、に群がる一般参加者……長蛇の列……モーゼの如く列を分かつ自分のサークル……
せっかくお金を出して参加したのに、と考えただけで気分が落ち込みます。

だったらもっと参加者の少ない、小さいイベントとかに参加してみようかな、と考えたことはありませんか?
今回は大規模イベントと小規模イベント、どちらが初心者向けか考えてみました。


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大規模イベントに参加する場合

大規模イベントとは、ここではコミックマーケット(コミケ)や赤ブーブー通信社主催の一部イベント(スーパーコミックシティ・スパーク)、東京コミティアなど5000サークル以上が参加するイベントを指します。

・大規模イベントのメリット

メリットはなんといっても来場者が多いこと!
たくさんの人に見てもらいたい・知ってもらいたい人には、同じジャンルで活動する人たちが一堂に会するこのイベントはサークルにとっても一般にとってもありがたいものです。

比較的大きなイベントはシステムが充実していて、参加方法もだいぶわかりやすくなっています。例えばCircle.ms(サークル・ドット・エムエス)からオンライン申し込みができるとか。
個人主催のイベントは指定された口座に入金の後、「入金しましたよ~」と一報入れることが多いのですが、ポータルサイトを介すればその手間がなくなり、申し込み方法が統一化されているのはサークル参加者にとってかなりラク!登録されている主催さんも多いのではないでしょうか。

ついでに、会場には配送業者さんがいて荷受けしてくれたり、メロンブックスさんがそのまま委託受付してくれたりしているので荷物や在庫をスムーズに送れるのも大きな魅力です。
一部スペースを利用してお絵描き講座を開いてくれたり、画材や文具、お菓子も買えるし、同人誌以外にも見どころいっぱい!

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・大規模イベントのデメリット

そんな大規模イベントのデメリットは、参加するサークルが多いぶん他のスペースに埋もれてしまうこと。
隣にフォロワー多数のつよつよサークルが配置された時はとても肩身が狭い気持ちになってきます。「好きなもの描いてるんだから胸張っていいんだよ!」とは思っていてもやっぱり比べちゃいます……。

あと来場者が多いということはヤベー奴とのエンカウント率も上がります。
さして親しくもないのに「あなたの作品はこうするべきだ」「あのアニメはここがダメだ/最高だ」とスペースに長居されたりとか。
イベントの開場時間は限られているし、長居されてしまうと他の人が自分の作品を見られなくなってしまうので極力ご遠慮いただきたいところです。

これの回避策としては、「お前は客じゃねえんだよ」と知ってもらうことだと考えています。そう、会場内に「お客様」はいないのです。我々は対等です。本を売らないという選択をしたって構いません。

あまり波風立てたくないな……という方は「あざした!!!!」とか言って席についてスマホ弄ればスッと離れてくれます。元気よく挨拶することがポイントです。

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小規模イベントに参加する場合

こちらはスペース数5000以下のイベントを指すこととします。
東京以外のいわゆる地方コミティアのほか、スタジオYOU主催の地方イベント・数十サークルしか募集しない個人主催のイベントも含みます。

・小規模イベントのメリット

小規模イベントはジャンル外のサークルもゆっくり見て回る人が多く、実はこちらの方が新たな出会いに恵まれる機会が多かったりします。

まだネット通販が主流でなかった2000年代初頭は自治会館やホールで催される即売会が数多くあり、参加費も2000円ほどと赤ブー主催のイベントよりかなり低価格だったため、近隣の中高生が集まってコピー本やお手製のラミカ(なっつ~~~~~)をお友達と交換する姿をよく見たものでした。

たくさんの人を収容する大規模イベントとは違い、小規模イベントは会場もこじんまりとしており、その分交通の便が良かったり周りに商業施設があったりとイベント後にも遊べるスポットが多いことが魅力のひとつでもあります。
一人での参加が心細ければ、まずお友達と一緒に参加してみるのもいいかもしれませんね。

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・小規模イベントのデメリット

サークルドットエムエスのようなポータルサイトに登録しているイベントならまだ参加もしやすいのですが、今でも個人主催のイベントだと指定口座に振り込んだり、メールで数回やりとりしなければいけない状況が発生します。
その際に「振り込みが確認できなかったため、申込みを取り消した」「申込みメールがシステムトラブルで受理されていなかった」などのトラブルが本当に多いです。
その際の対応如何によっては今後の参加を見送ったり、逆に断られたりすることも少なくありません。
主催者さん達も、日々の生活の傍らにこのような事務作業を行ってくれているのはよくわかります。
参加する側にとっては極力失礼のないようにしたいものです。

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大規模と小規模イベント、初心者はどっちに参加するべき?

長年の活動で両方参加してみた結果、初心者にとってどちらがいいとは一概に言えないのが正直なところですが、私個人としては大規模イベントで他の参加者から所作を学んでから小規模にも参加するのが一番安心かな、と思います。

『本が1冊も売れない』なんてことは大規模・小規模問わずあるし、それよりも「このやり方であってるのか??」とか頒布方法について不安になりながらスペースに佇んでいるのは予想以上につらいです。
ぜひ自分でもジャンルのスペースを巡って「こんな展示方法があるのね~」とか知見を増やすことをおすすめします。

イベントに合わせた準備が大事

どんなイベントに参加する時にも気をつけたいのが『スペースのレイアウト』『持ち込むアイテムの種類』と考えています。

狭い会場で大きな敷布、ポスターを貼り出しても近すぎてよく見えなかったり、広すぎる会場では主張が弱いと気付いてもらえず通り過ぎてしまうかもしれません。

慣れた会場で同じ本が同じだけ売れるとは限りませんし、初めての遠征先では続きものより「はじめにこの1冊!」を用意しておけば今後SNSで繋がりが持てれば参加した甲斐があったというものです。

自分の作品と向き合うのも大事ですが、その会場にどんな人が訪れるのか、どんな人に手に取ってほしいのかを考えることも同人活動の楽しみのひとつでしょう。
それではこの辺で。

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以下、宣伝です。

―――― 次回参加イベント ――――
2024年9月23日 J.GARDEN56(東京ビッグサイト西3・4ホール)

趣味でBL漫画を描いています。BOOTHにて通販もしていますので興味があれば覗いてみてください。すぐにDLして読めるPDF版がおススメです。

ご意見・ご要望お待ちしております。

たくさんの人の意見も聞きたい!ということでWaveboxを解説しました。「こんな作業に役立つものがほしい」とか「使ったらこんな発見があった」等々、教えていただけると嬉しいです!

youtubeはじめました!
noteで紹介するには主旨が逸れているものや、記事にするほどでもないことを、酒を片手に喋るラジオとなっております。
まだまだ拙い動画ですが暇潰しにでも聞いてもらえると嬉しいです。


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