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2023Christmas in Vienna(3)

今回はミュージカルのチケットについてまとめてみました。

私がウィーンやドイツによく行くのは「ミュージカル」や「コンサート」が目的です。会場を拠点に、観光する場所も決めています。
最初にドイツ語圏でミュージカルを見たのは2012年12月、「エリザベート」という作品でした。このミュージカルは日本でもチケットを取るのが難しい超人気の演目です。この時のDer Tod(死)役のMark Seibertさんがとても素敵で、日本でも人気の演目がウィーンではどのように演じられているのか興味があり、ドイツ語圏でミュージカルを見るようになりました。日本でもミュージカルを見ることはありますが、チケットの購入方法は日本と比較してとってもシンプルでわかりやすいです。

2023年7月のエリザベートコンサートのお写真
この衣装のTODには驚きましたが大好きです
やっともう一度見る事が出来ました

チケットは各劇場のHPから

日本では各劇場のHPから以外にファンクラブ枠、“チケットぴあ”や“e+(イープラス)”の先行抽選販売、一般販売などというように、同じチケットを複数の申込先から購入します。また、購入時期も販売方法によって異なり、手数料やチケットの発券方法もまちまちです。人気のある公演は何度も申し込んでいるうちにチケットがダブってしまうという失敗も時々あります。
ウィーンやドイツでは、各劇場が販売します。オンライン購入が便利ですが、電話で予約をして劇場で支払う、劇場で直接購入するということも時々あります。チケットは、eチケット(携帯で表示)かPrint@Home(PDFファイルを自宅で印刷)、自宅に郵送から選択することが多いです。日本への配送料は、国内便と同じ値段だったり、国際郵便料金が設定されていたりとまちまちなので調べてみましょう。選択できるのであれば、eチケットが最もお勧めです。

おすすめのeTicket
iPhoneだとこんな感じで表示されます
入り口で見せてお席教えていただきます


劇場に行くまでキャストがはっきりしない!

日本ではチケット購入時にどの俳優さんが出演するかスケジュールが発表されますが、ウィーンやドイツでは行ってみないとキャストは分かりません。日本ではダブルキャストやトリプルキャストと言って同じ役を2人や 3人の俳優さんで演じることがありますが、その場合もチケットを発売時にスケジュールが発表され、よほどのことがない限り出演者が変更されることはありません。
ウィーンやドイツでは、劇場に入ったら最初にすることはキャスト表で出演者を確認することです。キャスト表はカフェや売店で配布していますし、劇場内に掲示されています。ファーストキャストはメインの役者さんで、プログラムに印刷されるお写真などはすべてファーストキャストのものです。ファーストキャストの俳優さんがお休みの時はカバーといって代役の俳優さんが演じます。もちろんあらかじめ皆さんの出演日は決まっていますが、急な変更もあります。当日の体調不良などで急にお休みすることができるのは俳優さんにとってはとてもいいことだと思います。最近では、パートナーの出産の立ち合いでコンサートをキャンセルしますというアナウンスがありました。ファンも納得していますのでバランスが取れていていいなぁと思います。

こんな感じのキャスト表
プログラム買ったらついてきます
以前はいただいていましたが、最近はお写真で

情報取集はSNSで!

情報は劇場のHPやSNS、メルマガなどから入手します。チケットを購入した際にメールマガジンに登録したり、劇場のSNSをフォローしたりします。HPはほとんどの場合、英語を選択することができるので助かります。またGoogle翻訳もかなり役に立ちます。
俳優さんご自身がSNS発信していますので、気になる俳優さんがいる場合はフォローすることをお勧めします。チケットの購入サイトと発売開始日時をアナウンスしていることが多いです。また、自分がステージにたたないOff Showの日程を公開している俳優さんも多いです。
これに加えて、ドイツ語圏の情報発信をしていらっしゃる日本人のSNSなどもチェックしています。ガイドブックより最新情報が得られます。ご自身に必要な情報を発信している方を見つけてフォローするのもいいと思います。

チケットを安く購入する方法

ドイツ語圏でチケットを安く購入する方法があります。

musicalvienna.at WE ARE MUSICAL

Raimund TheaterとRonacherという2つの劇場のチケットなどが購入できます。オンライン購入はこちらから。ドイツ語と英語があります。劇場の窓口でも購入可能です。チケット料金は日程とお席で細かく分けられています。日本のように劇場の半分以上がS席ということはなくリーズナブルです。日本よりお席からステージの距離は近い印象です。英語の字幕がステージ前方に表示されますが、字幕はどこのお席からもみにくいです。
Musicalclubに入会すると割引チケットが購入可能です。新規入会の場合は年会費17ユーロ、継続会員は年会費15ユーロです。みたいお席の料金によっては1度しかみない場合でもお得に観劇できることがあります。シニア料金は20%offです。対象が60歳以上なので、対象者はシニアの料金もチェックしてみましょう。(シニア料金は公演日によって設定されている時とされていない時があります。)

<Musicalclubの特典>
·         一般販売開始前に事前購入が可能
·         一般販売開始後は10%offで購入可能(VIP-Dのお席は最大4枚まで)
·         公演日の10日前から20%offで購入可能(VIP-Dのお席は最大2枚まで)
·         公演直前は50%offで購入可能(VIP-Dのお席は最大2枚まで)
昼公演 午前11時から午後3時まで
夜公演 午後2時から
·         再以後のチャンス22ユーロチケット(A-Dのお席を空席状況に応じて最大2枚まで)
オンラインは開演時間の2時間前から
劇場窓口は開演時間の1時間前から
·         バックステージツアーは9ユーロが7ユーロに割引されます。

Stage Theater an der Elbe(ドイツ ハンブルグ)

ハンブルグでミュージカルを見る時は、Stage Entertainmentのチケットオフィスをチェックします。ドイツ人のお友達から教えていただきました。当日、50%offで販売されるチケットをここで購入します。販売はこのオフィスでクレジットカードのみお取り扱いです。
劇場はエルベ川を挟んだ向こう島にあります。Googleで行きたかを調べるちゃんと出てこなくてちょっと不安になるのですが、終演後フェリーが何度も出ますので川向こうにちゃんと帰ることができます。
ヨーロッパでは開演時間が19:30ということが多いので、終演時間は22:30頃で帰りがちょっと心配になりますが、なんとかなるものです。一度だけドイツで帰れなくなってしまったことがありますが、劇場の方にホテルまで送っていただいたことがあります。

この建物の1階です
駅からも近いので是非チェックしてみて
50%offでこのお値段
利用しない手はありません
が、どうしてもみたい日のチケットは少し早めに🎫
向こう岸の劇場との往復にはこのボートを利用します



コンサートなどのチケットも基本劇場のHPから購入可能ですのでチェックしてみましょう。Google翻訳   などを活用して英語に翻訳すれば、だいたい理解できます。旅行会社などにチケットをお願いすると、手数料が入り割高になってしまいますので、是非、ご自身でチケットをご手配いただき、楽しくお得に楽しみましょう。

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