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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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2021年2月の記事一覧

文字からまち歩きの楽しみ方、再発見!“都農町よき文字”を訪ねて。

私が現在、まちづくりのお仕事で関わっている、人口1万人の小さなまち「宮崎県都農(つの)町」。足を運ぶうちに、いくつか、都農町のお気に入りを見つけました。 そのうちのひとつが、まちに溢れる文字たちです。 賑やかな観光地ではない都農町。古い建物や看板が残っていたりと、昔からの生活の営みが至る所に感じられ、どこか懐かしい気持ちになります。そんな、まちにちらばる「文字」たちから、新しいまちの楽しみ方を見つける取り組みを、はじめました。 “よき文字”と出会う。 町を歩いていると、

糸と糸を結うように、つながって、はたらいて、はぐくんで。築90年以上の呉服店を利活用したシェアスペース『Coworking & Cafe yuinowa』

 『仕事をする、くつろぐ、学ぶ、参加する』をテーマに、人と人が出会って結ばれ繋がるための拠点を目指すシェアスペース『yuinowa』。結城の街に集うさまざまな方々の “ハブ” として、数々の健やかなつながりを生み出しています。  築90年以上の呉服屋さんをリノベーションし利活用しているという『yuinowa』とは、はたしてどのようなスペースなのか。どんなポイントが人々を惹きつけているのか。ここでは、そんな『Coworking & Cafe yuinowa』の魅力にせまり

佐賀県に東京から移住したらギョーテンの生活が待っていた! でもかなり快適です

こんにちは! 当noteでは佐賀県についてバシバシと情報発信をしていきますね~。第一回は私・編集者・ライターの中川淳一郎が2020年11月1日から佐賀県唐津市に移住をしてからの生活について書いていきます。当noteでは、今後佐賀県にまつわる様々な取材の結果を報告したり、私の体験したことや食べたものなどを紹介していきます。 いずれ、「仕事事情はどうなってるの?」「教育はどうなの?」「福祉関連は手厚いの?」なども含め、移住を考える人にとっても必要な情報を出していければな、と考え

第2回:クラブも飲み屋もサーカスも劇場もシェアオフィスもあるカオス「表町3丁目」

まちを愛するひとのインタビュー その2 THE BLUE WORKS・石井正彦さん「岡山いちの繁華街」といえば、みなさんはどこを思い浮かべるでしょうか。駅前の一番街、桃太郎通りか県庁通り、やっぱりイオンモール? いえいえ、岡山のひとは「表町商店街」と答えますよね。 戦国時代より岡山城下町として栄え、表町1丁目、2丁目、3丁目をぶっちぎり、1キロ以上にも渡ってアーケードが続くスーパー商店街。なんと2021年度後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の舞台にもなると

「呼子のイカ」は有名だけど、実は佐賀県って知られざる「食都」だった……。佐賀の名産をドカーンと紹介します!

佐賀の名産って何なの? ということは、私・ライターの中川淳一郎が東京から佐賀県唐津市への引っ越しを宣言した後、何度も聞かれました。その都度答えてきましたが、ほとんどの人は「呼子のイカ」ぐらいしかイメージがないことが分かりました。  それ以外を知らないということは由々しき事態である! 正直、私としては、過去に訪れたどの県よりも「こりゃウマいわ……」と脱帽することが多い。何とかその名産品を伝えたい!(私も呼子のイカしか知らなかったけど…) となれば、海の幸・山の幸に限らず焼き物

菜の花畑の撮影に苦戦しています

どうも!ただいま絶賛花粉症中の広報担当コイデです。 毎年きれいな花を咲かせる見奈良地区にある菜の花畑。今年も一面黄色に色づいています。地元の人が「まだ背は小さいねぇ。」と教えてくれましたが、撮影したかったので行ってきました。 ▽菜の花畑の場所はこちら▽ 毎年訪れる人たちを楽しませてくれるんですが、実は個人的に苦戦する場所なんです。その理由が、 ① 近くに高速道路があり、どうしてもコンクリートが写ってしまう。 ② 平地なので遠くに民家が写ってしまう。 ③ 同じく平地

係の半分以上が広報初心者だけど、広報紙を作ってみた。

今回は市の情報発信ツールの一つである“広報紙”について、お話をしたいと思います。 常総市では4名の職員で広報紙を作成しており、4名中2名は今年度から秘書課に配属された広報初心者で、1名は広報2年目という、広報歴が浅めの職員が係の半分以上を占めています。 しかし、初心者だからこそ気が付くこともありますし、広報業務に慣れていない分、今までの広報とは違った視点で物事を見ることができると考えています。某有名バスケットボール漫画内の台詞を引用すると、こんな感じです。 広報かぶれの

酒の“つまみ”まで面倒みます! 宮津遺産『徳利いか』

宮津遺産の1つに認定されている「徳利いか」は、スルメイカで作られた「徳利」と「お猪口」でお酒を楽しめるちょっと面白い一品。 お好みの日本酒または焼酎の“熱燗”を徳利いかに注いで楽しんだあとは、そのまま炙って“おつまみ”になる、人にも自然にも優しい食べられる酒器です。 市内では鞍岡商店のみで生産されており、毎年、海風が冷たく感じ始める10月から4月にかけて、主に地元で獲れるスルメイカを使い3人がかりで約8000個が作られています。戦後間もない頃より3代に渡り約70年間作り続けら

暮らしを考え続ける百姓の暮らし

作りながら考える暮らしを探求する、Craftsman’s Base Shimaneの西嶋です。先日私たちは、<現代型百姓>としての暮らしを探究する鈴木良拓さんのnote記事と動画を制作しました。鈴木さんは世界遺産石見銀山の町、大森町に本社を置くアパレルブランド「群言堂」で、テキスタイルの制作やデザインの仕事をしながら、自ら農業をはじめました。大規模な栽培ではなく、小規模多品種で共生し合う<小さな森のような畑>をめざす鈴木さん。人口400人ほどの小さな町で、繰り広げられる様々な

宮津で「日本一の酢」を造る〜飯尾醸造〜

日々の料理の中で使う酢の旨味について意識したことはありますか? 丹後魚っ知館の手前、栗田湾に面した海辺の町に明治時代創業のお酢の醸造元、飯尾醸造があります。飯尾醸造の酢は、ほんの少し料理にプラスするだけで驚くほど味が引き締まり旨味が増すのです。それもそのはず、こちらの酢は米作りからスタートし1年半かけて醸造されます。その酢造りの秘密とこだわりに迫ります。 米作りから醪(もろみ)造り、酢造りまで全て自前で栗田湾の漁港町に立つ風格ある建物が明治26年(1893)より酢を造り続け