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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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2020年12月の記事一覧

飯沼栗|地域の生産者の想いが一つになった日本で唯一の栗

突然ですが、農林水産省の「GI(地理的表示)保護制度」を知っていますか? 地域には、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついている産品が多く存在しています。これらの産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度が「地理的表示保護制度」です。 農林水産省は、地理的表示保護制度の導入を通じて、それらの生産業者の利益の保護を図ると同時に、農林水産業や関連産業の発展、需要者の利益を図るよう取組を進めてまいります。(農林水産省HP

地方移住で感じる「幸せ」はおすそ分けできるのか。バーチャル町民への挑戦

小布施町では2月から3月にかけて「小布施バーチャル町民会議」というイベントを開催します。これを企画しているのは、今年から小布施に移住した20-30代の若手メンバー。それぞれ、アフリカ帰りだったり、外資系コンサル企業だったり、ベンチャー支援だったり、様々な経験を経て小布施に移住してきました。 バーチャル町民会議自体の企画趣旨については先日のnote(下記)に譲るとして、このnoteでは運営メンバーの一人である林志洋が、自分の体験を元に「地方移住のエッセンスって何だろう?」と振

島根で取り戻す「暮らし」をつくる面白さ

作りながら考える暮らしを探求する、Craftsman’s Base Shimaneの西嶋です。私たちは先日、隠岐の海士町に暮らす大野ご夫妻のnote記事と動画を制作しました。大野佳祐さんは、「島留学」で知られる隠岐島前高校の学校経営補佐官として教育の魅力化に取り組み、大野祥子さんは、オリジナルグラノーラ「あまのーら」の開発やベイクショップ「アヅマ堂」を運営されています。今回の記事では、この2人と娘さんを加えた3人の家族が、どう自分たちにとっての「島暮らし」をみつけていったのか

57年間愛された”まるしまのおにぎり”に込められた、ご夫婦のあったかい想い。

静岡にある、ちょっと素敵な場所や気になる人を訪ね、そこにあるストーリーをのぞいてみる”子どもだけじゃない、大人だって学ぶ”。略して”おとまな”。 タイトルには「自分が知らなかった世界や、モノコトについて知るって、学びじゃないか」という意味が込められています。 静岡の名店、「おにぎりのまるしま」って知ってる?静岡駅の南口周辺にお店を構える「おにぎりのまるしま」さん。 ”レトロで昭和の雰囲気漂う”このお店は、知る人ぞ知る静岡の朝食の名店。 看板メニューであるおにぎりと、静岡なら

「自立」と「共存」の島暮らし──大野佳祐さん・大野祥子さんに聞く、海士町で暮らし、つくる6年間

日本海の島根半島沖合に浮かぶ隠岐諸島、その島のひとつが海士町である。まちづくりに関心がある人は、もしかするとすでに知っているかもしれない。この島にある島内唯一の高校・隠岐島前高校は、人口減少に伴い生徒数が激減。一時は存続も危ぶまれた。しかし、隠岐島前高校魅力化プロジェクトを発足し、全国から生徒を募る「島留学制度」や「地域課題解決型学習」などの取り組みを実施、生徒数はV字回復し、学級増にまで至った。 ──そんな隠岐島前高校で、学校経営補佐官として働く大野 佳祐(おおの けいすけ