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きっちゃんのつぶやき「信頼して、任せて、支える」

27年前の1995年(平成7)1月17日午前5時46分、淡路島北部沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3の兵庫県南部地震が発生しました。阪神・淡路大震災です。6,434名の尊い生命と財産を一瞬にして奪い去った阪神・淡路大震災から、27年の歳月が流れました。改めて亡くなられた方々に対して心からのご冥福をお祈りします。

この間、工藤勇一先生のfacebookに「【T4-03】学校と公益資本主義〜学校のあるべき姿とは?〜(Edvation x Summit 2021 Online)」が紹介されていたので早速拝聴しました。
https://www.youtube.com/watch?v=4nk2eAkJHmc&list=PL_fbWPLmn5YDOyEzJRxChJ-ibpsUWpXUs&index=6

工藤先生が「最後に学校関係者へのエールをお願いします」と言われ、植松努さんが次のように応えられました。

「社会は変わったんですよ。僕たちは、古い社会の常識と普通を学んでいるんですよ。でもそれは、子どもたちが生きるこれからの世界には通用しない可能性があるんですよ。大人が、自分が理解できる範囲内に子どもを押しとどめてしまったら、その子どもたちは間違いなく、大人以下の存在になっちゃんうんですね。(中略)大人は子どもを管理するのではなく、子どもたちを自分より上に押し上げる存在なんだということを忘れないでほしい。」

このメッセージが、心に刺さりました。私は、常々教育とは、子どもの可能性を心から信じ、最大限に引き出すこと。ひとりの人間として尊重することだと信じて歩んできました。私たち大人は、上から目線ではなく、「人と違ってよかったんだ」と感じられる機会を増やしたり、「人との違いが力になる」そんな経験が当たり前にできたりする環境づくりや、失敗を容認し、やり直しの機会をサポートしたりすることが今後ますます大切だと考えています。学校任せにするのではなく、当事者意識を持つことが大切だと思います。それが市民力になるんだと思います。

子どもが学びに向かうのは、わかろうとしてくれる大人がここにいると気づいたときです。

「あれをするな、これをするな」 「あれをしろ、これをしろ」ではなく、“信頼して、任せて、支える”大人でありたいですね。


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