【自語】献血が趣味の女の話2

性懲りも無く献血に来ました。
40回に届きそうという頃です、どうも。

待ち時間に、久しぶりにまた続きでも書くか〜とノート開いた次第。
じゃあ今回は、2回目の記事ということで2回目の献血の思い出を綴ろうかなと。

2回目の献血

それは、就活で片田舎から東京へ出た時のこと。
新宿の魔境に迷い、泣きそうになりながらも出会ったこともない地下鉄の路線へやっとのことで辿り着き一次面接も無事に通過して、また新宿へ戻ってきたお金のない就活生。
当時、居酒屋で週7バイトなんかやってた私は貯金はそこそこありましたが東京の物価に怯え、何も買う気になれず次の新幹線までの時間をどう潰すか悩んでいました。
ウィンドウショッピングするには、スーツにパンプスで歩き回るのは辛い。腰をおろしたくても、人間が多すぎて田舎者にそんなスペースはないし、カフェかどこかで待とうと思うと、やはりそこまでのお金を払うのがちょっと…と思って新宿駅内をどうにかぐるぐる歩き回っていたところ、「献血お願いします!」の看板に出会いました。
コレです、コレしかなかろう!と迷わず飛び込み、献血することになったのが2回目でした。

さすが東京の、しかも新宿駅内の献血ルーム。
初手が献血バスだったため、献血ルームでの献血は初体験になります。そんな私にはあまりにもワンダーランドでした。
ドリンクは無料で飲み放題、漫画もたくさん揃って読み放題、雑誌だってあるし、無料のお菓子だってある。そして感動したのが、献血をした方はハーゲンダッツのアイスがひとつ貰えることでした。そんなに!?ここに来るだけでそんなことしていいの!?!?です。田舎者には刺激が強い。そして夢の国すぎました。

献血自体は2度目で、注射も痛い瞬間乗り越えればぼーっとしてるだけ。終わってから、「ゆっくりしていってくださいね〜」と優しく促され、言われるがまま、アイスを食べながらゆっくりするだけで時間が経ち、新幹線にも丁度乗れました。
私はこれで献血の楽しさを知ってしまったのです。

そうして、また私の献血人生が花開いてゆくのです。

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