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決算)モロゾフ㈱は創立91年の神戸の会社

こんにちは、Kenです。
今日は3月16日に決算発表があったモロゾフ㈱です。
https://www.morozoff.co.jp/

モロゾフのイメージは手頃な価格のチョコレートながらも、百貨店でも売っている海外の会社かな?でした。会社の同僚にも配れるそれなりに量がある義理チョコというか。

でしたので、創立91年の神戸の会社というのは驚きました。ただ、「探偵ナイトスクープ」では大阪の家庭には必ずモロゾフのカスタードプリンのガラス容器があると紹介されていたそうで。関西では一般的なのでしょうか。

さて、バレンタインにチョコを送る起源になったとも言われている(諸説あり)モロゾフですが、元はロシア革命後に日本に亡命してきたモロゾフ一家が生計を立てるため始めたお店です。当時、高級チョコレートにビジネスチャンスがあると見て始めたそうですが、その後共同経営者の日本人に商標権を取られてしまい、コスモポリタンという名前で再出発したものの2006年に業績不振で自主廃業しています。

神戸では同時期にロシア人亡命者のゴンチャロフさんが「ゴンチャロフ製菓」を、ドイツ人のユーハイムさんが「ユーハイム」を創業しており、今も日本で有名な会社がこの時期生まれたようです。

モロゾフの事業は連結売上325億円の内、洋菓子製造販売が309億円・カフェ事業が16億円という内訳です。

2023年度は売上316億円・営業利益24億円・経常利益26億円・当期純利益17億円とここ数年と比較しても好業績でした。ただ、昨今のエネルギーや原材料の高騰に加えて、鳥インフルエンザの流行による鶏卵不足で一部の商品が販売休止になってしまっており、今期は苦しいでしょう。モロゾフ自身も2024年度は当期純利益が前期比34%減の11億円になりそうだと発表をしています。特に鶏卵が必要な量の6割しか確保できていないというのは洋菓子業界には大打撃だと思います。

ちなみに、2022年度はバレンタイン用に以下ブランドも立ち上げたそうです。お手頃価格での提供を続けて欲しいものです。


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