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「どすこい」キャリコン口頭試問練習。

キャリアコンサルタント試験対策に、
ひとりで相談者役とキャリコン役を
こなすという、名付けて、
落語家実技試験勉強法」を
開発して日々ひっそりと練習していました。
詳細は➡キャリコン試験勉強①落語家になろう

その原型になったのが過去の論述試験
問題を読み上げた直後に、その問題を
「相談者との面談で得た内容」として、
試験官からの問いに答える(口頭試問)、
という勉強法でした。

どちらも、ひとり相撲な勉強法です。

でも、これがおそらく口頭試問の
評価が良かった理由だと思っています。

話しながら(聞きながら)、頭を
フル回転させて内容を把握し、
問題点や見立てを考え、相談修了後に
即座にまとめて答えるという、
独特のキャリコン実技試験スタイルに
慣れるのに役立ちました。

この練習で録音した口頭試問を文字起こし
したノートが手元に残っています。

問題は既にHPには載っていませんが、
ざっくりまとめると、

不妊治療中の専業主婦の相談者さん。
お金がかかるので仕事を始めようかと思うが両立に不安。

第16回論述試験(協議会)

という相談内容でした。

問題文を一気に読み上げた直後に
「出来たこと」「出来なかったこと」
「今後の展開」を5分間で解答。

そのときの「出来たこと」はこんな
感じで答えていました。

〇〇さんが結婚前に正社員として働いておられた
期間に仕事量が多く大変だったことや、結婚を機に
退職されたのは少しゆっくりしたかったからという
理由をお聞き出来たので、今後〇〇さんが
お仕事を考える上でのポイントになるかと思います。

また、正社員以外の働き方についてよく分からないと
いうことでしたので、〇〇さんがどういう働き方を
したいのか、生活とのバランスなどの希望を明確に
していく上で、こちらも大事な点がお聞き出来たと
思います。

この文字起こしでは「えっと」「あの」
などの言いよどみは省略しています。

録音はものすご~く「必死感・たどたどしさ
が漂っています。


「出来なかったこと」はこんな感じ。

お子さんに恵まれなかったらと不安になっている
ご様子でしたが、ご夫婦ではどの様な話し合いを
されているのか、お子さんを授かった場合やご夫婦で
暮していく場合にどの様な生活をしていきたいか、
私生活の面でも働く上でも、〇〇さん自身はどの様な
キャリアビジョンを描いておられるのか、
もっと具体的にお聞き出来たら良かったと思います。

「出来なかった」と締めくくるより、
「もっとこうすれば良かった」
と答える方が良いかなと思いました。

もちろん、この答え方の良し悪しは、
模範解答がないのでなんともかんとも


最後の「今後の展開」はこんな感じ。

結婚前に働いておられた期間を「大変だった」
「前の様にはもう働けない」という様な発言が
見られましたので、働いていた時に〇〇さんが
どの様に大変だと感じておられたのか、肉体面や
精神面、色々な角度からさらに詳しくお聞かせ
いただけたらと思います。

その上で「ずっと働かないというのは考えられない」
という発言も見られましたので、お子さんを
授かった場合と授からなかった場合の両方の
働き方を一緒に明確にして行きたいと思います。

そして正社員以外の働き方が分からないという
ことでしたので、正社員かパートという以外にも、
短時間正社員制度や不妊治療や子育てとの両立が
しやすい「くるみん」「くるみんプラス」の
認定を受けた企業があることを情報提供し、
〇〇さんが広い視野で今後のキャリアプランが
考えられる様に支援できたらと思います。

というような感じで練習していました。

情報提供が出来るように、いろいろな
制度を知っておくも大事ですね。

キャリコンの勉強を始めてから、
新聞の切り抜きを残すようになりました。

小さな小さな自己研鑽ですが、
続けていこうと思います。

サポートして頂いた場合はキャリアコンサルタントの自己研鑽費用に使わせていただきます。これからも、いろいろな知識や経験を増やしていきたいです。