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月給安すぎ問題

相変わらず、引越しの準備は着々と進んでる。
今日はお互いが持ち寄る家具について相談した。
うーちゃんは、とにかく長く使えてコスパの良い新品の家電を買いたいらしい。
だから冷蔵庫は、新品の三口式で、大容量。
あとベーグルを作りたいらしくオーブンレンジも新品で買いたいそうな。

私は
自分で持ってる炊飯器やコタツ、電気鍋なんかを
連れて行く予定。
洗濯機は運ぶとお金もかかるし、
せっかくだから新居で新しく二人用のを買おうかなと考え中。
しばらくはコインランドリーでも良いかなと考えてたんだけど、
Amazonで調べてたら、
アイリスオーヤマの洗濯機だと3万円くらいのものがあった。安すぎる。ありがたや。

残りの家電は、
うーちゃんと私の懐事情と相談して色々買い揃える予定。
にしても春からうーちゃん研究者なんだけど、
給料安いなぁ…と思う。
本人もそう言ってるしね。

うーちゃんは学年トップの特待生で、
就活も難しい選抜テストをくぐり抜け、
自分のスキルを活かせる研究職になった。
でも手取りにしてみたら16万円。
しかも私たちは女性同士の二人暮らしだから、
住む場所も安さだけでは、選べない。
何かあっても、「自己責任」だから、
色々と対策するにも金がかかる。

新卒の給料ってこんなもんなのか。
こりゃ日本に優秀な研究者はおれないわけだと思った。
休みも少ないから、一緒に出かける機会も限られてしまう。

うーちゃんの就活話を聞いていたことで
研究職の現実を知った。給料安すぎる。

貴重な人材にお金を払えない。
研究費用も潤沢にないなんて。

うーん。

頑張って働いても、
食費を削らなきゃいけないくらいの
給料ってどうなんだろうと思う。
人生の自由な時間を削った対価が、16万。
食費は1万5000円以内にしなくちゃって言ってる。
20000円ならまだしも1万5000円かぁ。
うーん。なんなんだろうなぁ。このモヤモヤ感。

一日八時間も働いてるのに
食事を我慢しなければいけない。
そんな給料で雇って新しい開発ができるとお思いか?
研究者には、研究のことだけ考えていられるような
環境を与えるのが一番だと思うんだけど。

今の日本の状況では、
それさえも「ぜーたく」なのかな。

ゼータクじゃないじゃん。
働いてるのになんで自由に好きなものを
好きな時に食べるのに心配がいるんだろうか。

こんな疑問もゼータクなんですかね。
サボってこれならまだしも、
努力してきたうーちゃんがこの結果なのは、
どこか納得できない。

ゼータクゼータクうるさいよ。
下を見ればキリがないんだから、
比べないでよ。

家を出る若者が少ないって言われがちだけど、
正確には出る余裕がないんだよ。
一人暮らししたら、貯金もできないよ。
未来に希望も何も
不安しかない。
暗闇に向かって歩いて行くしかないから、
歩いてるだけ。
行き先は怖いけど、
止まることも許されない。

お金持ちにはならなくて良いけど、
好きな時に好きなものを何も気にせずに買えるようになりたい。
ただそれだけなのになぁ。

それさえも、難しい。
それって、なんのために働いてるんだろう。

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