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「書くことは良い事なのかは分からないけど」

心が荒ぶれば荒ぶるほど、
私は現実の世界から離れたくなる。

そしてその結果、執筆が捗る。
結局の所、私にとって
「書く」は平和的で生産的な、
逃避行でしかない。

書かないという事が、
一番いいことなのかもしれないけど、

もう、人生において、
書く事が習慣と言うか、

お腹が痛くなったら、
トイレに駆け込むのと
同じ感覚にまで、なってしまった。

でも、逃避行先が、
あるってすごくいい事だよね。

私はあのまま、
逃げ込み先がどこにも無かったら、
どうなっていたんだろうな…と、
時々思う。

編集さんと、
作品の話をすることが、
10代だったあの頃の私の
カウンセリングであり、
頼れる大人だったんだよね。

今はもうペンネームも
作風も全く違うものにして、
しまったんだけど、

いつか、また話したいし、
こんなの書けるようになったよ!
ってドヤ顔したいなぁ。

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