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「宇宙兄弟と我ら姉妹」

私には妹が一人いる。

私たち二人をよく知ってる知人からは
よく「真逆の姉妹だね」と言われる。

自他ともに認める
真逆の姉妹だ。

私は友人や知人と賑やかに過ごすのも好き、
だけど妹は一人で過ごすのがダントツ好き。

私は人と話すのが好き、
だけど妹は静かに過ごすのが好き。

私は旅行に行くのが好き、
だけど妹は自宅から出ないのが好き。

私は絵を描くのが好き、
だけど妹は絵を描くのが嫌い……



だと思っていた。





久しぶりに、
宇宙兄弟を読み返してみたら

こんなに「私ってこんなに
ムッタに共感してたっけ!?!」と驚いた。



私は小さい時から今まで
妹に「いいところを見せたい」という思いが
ずっとある…!!!!
でも……
その強い思いとは裏腹に、

現実は
凄まじくポンコツの姉だったので、
色々とパッパラパーで
学校では、居残りで先生と、
友達に勉強のサポートを
してもらい、何とか進級状態だった。

そして家に帰ってからは
妹にサポートをしてもらっていた。





もう、それはそれは……

典型的な「美術しかできない子供」だった

妹はそんな私と裏腹に
オールラウンター。

どの教科もトップに
君臨することが当たり前。

まさに

「優秀な妹と、
残念な姉だった」

でもそう思っていたのは
私だけだったのかもしれない。

居残りで先生とマンツーマンで
授業を終え、
帰宅してからも
いつも通り妹に勉強を
教わっていた、




その日はなんか疲れていたのか
(この辺りはよく覚えていない)

その時に私はもう情けなさとか
申し訳なさとか、卑屈さとか含めて



「……妹氏はすごいね」とぽつんと言った



そしたら


妹は、その後も
つらつらと
「私は何もできないから、
勉強をするしかない」と言ってきた。

私は、
その妹の言葉がめちゃくちゃ衝撃的だった。

私からすると、
何でもNo. 1の妹は
神的な存在で、


自分に対しては、

不安定なこと(美術)しかできない私って一体…

美術しかなかったから、
消去法で美術の世界に入った私って一体…

自分に対していつもどこか
後ろめたさがあったんだよなぁ。



流石に妹に

「こんな生き方しかできない私って…」

ってはなかなか言う機会も中々なくて、

こう言うこと自体、
話したこともなかったから、
本当に驚いた。

私たち姉妹は
多くを語り合ないけど、お互いに
「カーーーッ!!!あいつすごすぎやで
叶わんわぁ〜〜!!!!」

っても思い合っているのかもしれない。




それはムッタとヒビトからも
バシバシ伝わる。

静かにお互いに憧れあって
兄弟、姉妹関係というものは、
成り立っているのかもしれない……






そして成長した
私はウザい姉となりましたとさ…

めでたしめでたし〜



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