大丈夫!いける!

大丈夫!いける!


試験前の最後から2番目か3番目くらいの授業で
教授が言った。

同じ内容でも、

「できる」と思えば脳の記憶できるルート
「できない」と思えば脳の記憶できないルート

に、分かれるのだとか。

「こんなんどうやって覚えるん?」
「無理やろ」
「ここやらんでいいよな?」

つまり毎回毎回、こんなことを言いながら最低限の勉強をしていた事は(ノートにまとめただけ)

全て私の脳の記憶されないルートを通っていたということだ。

「え、全部無駄やん」

それよりもまず、

「なんでもっと早く言ってくれんかったん?」
「なんで今なん?」

と、思った。

多分、その場にいる全員が思った。


ポジティブに物事を考えることは大切で、普段からそうするようにしているつもりだが、
今回この教授の話で、さらに信憑性が増した。


ギリギリのラインで戦う私にとって、

この言葉は

「できる」と思ったら「できる」

に変換され、

「できる」と思えば勝ちだ!

と思うようになった。


そこから、自分の中で思い込むだけでなく、口にするようにもなった。

「無理じゃない!できる!」
「大丈夫、いける!」

こんな生活が何週間か続いた。

試験が終わった。

正直言って、自信はなかった笑
しかし、「できる」と思い込んでいるからか、
不思議とできたような感じがしていた。

信じることも、すこ~しだけれど、
自分の力に含まれるような気がした。


結果が出る最後の最後まで信じた。

受かった!

なんの根拠もないけれど、

「大丈夫!いける!」

「できる!」

私はもう少し、この力を信じてみようと思う。

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