新卒1年目で海外就職するということ【タイ・シラチャ/タイガーズー】
2016/10/20投稿
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タイ・バンコクからエクスカーションした話。とある人を訪ねにシラチャ(Sriracha)というところにあるタイガーズー(Tiger zoo)へ日帰りで行ってきました。[2016/7/20]
シラチャはバンコクとパタヤの間にあり、バンコクからはバスで2時間ほど。待ち合わせの時間に間に合わせるために朝一番に出発しました。
シラチャ行きの長距離バスは、エカマイ(Ekamai)のバスターミナル(東バスターミナル)から出ています。バスターミナルは、BTSエカマイ駅から徒歩3分くらいで着きます。
(86バーツ=約251円)
余談ですが、エカマイは日系のお店が多い場所なんだそう。そして、シラチャも企業の駐在員など日本人が多く住んでいる場所なんです。そんな2つの場所がバスで結ばれているなんて、なんの因果か。面白いですよね。
バスターミナルは、地元の人以外に観光客も結構利用するみたいです。明らかにリゾート地に行くんだろうな、この人。というような恰好をした方々は、パタヤ行きのバスに次々と乗り込んで行かれました。かたや、シラチャに行くバスは、私と中国人カップル、そして出張スタイルの日本人のおじさん2人組を除いて他は地元の方々ばかり。バスの席は全て埋まることなく出発しました。
(青いバスでひとっとび!君住む街へひとっとび!)
前夜はほぼほぼ寝ていない状態だったので、バスでは爆睡してしまいました。時計を見ると、出発してからそろそろ2時間。初めての土地、そしてバスには停留所の案内がないため「やべっ!乗り過ごしたか!?」と思いましたが、セーフ!道が混んでいたのか到着が遅れていたみたいです。ラッキーだ!
…とはいえ、実はこの段階で大幅に待ち合わせ時刻を過ぎてしまっている!この日訪ねに行ったのは、元からの知り合いではなく、弟の同級生のお姉さん。母親同士で仲が良いだけで、私は面識がありません。彼女、Kちゃんはシラチャで働いているのですが、母達の会話のなかで私がタイに行くから…という話になったのでしょう。顔も知らなければ、名前も母からのメールで知った、この日初めて会う人。…なのに遅刻する。しかも1時間くらい待たせてしまっている……!
気持ちばかり焦るけれどバスのなかなのでどうしようもなく…。車窓とmaps.me(地図アプリ)を交互ににらめっこ。やっと待ち合わせ場所のROBINSONデパートが見えたので、バスを降りました。
私たちは、KFCの前で会うことになっていたのですが、日本人らしき人が見つからない。あああ、かなり遅れてしまったバツだ。こういうとき、wifiのみで旅をしていると本当に不便だなと思う。SIMカードを買えばいいのだけれど。
KFCのなかをいそいそと覗くこと10分(途中でKFCを離れたりまた戻ったりして)…
「〇〇〇(私の苗字)さんですか~?」
と女性の声が私を呼んでいるではありませんか!Kちゃんと無事に会うことができました。よかった~。
初めまして、と遅れたことを謝り倒して、ロビンソンデパートからはトゥクトゥクに乗り、いざタイガーズーへと向かいました。
タイガーズーまでは20分ほど。お互い最初は緊張感がある感じだったのですが、母親の話で大盛り上がり!「いつも母がお世話になっていますー」なんて、子供同士ならではの挨拶から、お互いの母親のクセというか性格なんかを話したり…。Kちゃんのお母さんがKちゃんに伝えた私の情報が微妙に間違っていたりいたりして。っていうか、そもそも私の母がKちゃんの母に伝えた情報が間違っているんじゃないかなんて話したりして。
Kちゃんのお母さんと私の母は、なんだか似ている部分があるんだろうな。だから仲いいんだろうなって。そんなことを異国で考える…不思議な体験。
そもそも、初めて会う人を訪ねに行くというのも不思議。日本にいた時の私ではありえないようなこと。「ああ、なんだか旅らしくなっているじゃないか」なんて思った。
そんなこんなでタイガーズーに到着。入場料は450バーツ(約1312円)
まずは腹ごしらえということで、ブッフェ形式のレストランへGO。写真撮るの忘れたけれど、クロコダイルの料理もありました。気になるお味は、臭みもなく、クロコダイルと書かれてなければ、鶏肉でも食べているんじゃないかと思うほど。美味しかったなぁ。
今日の目的は一緒にタイガーズーで観光することだったけど、ご飯を食べながらかなり話し込んでしまいました。
Kちゃんは新卒1年目。シラチャにある日本語学校で働いています。
学校に通っているのは、日本人の旦那さんをもつ主婦やお水系の女性、日本企業で働きたいと思っている人など様々だそう。日本語教師の仕事はというと、話を聞いている感じではなかなか忙しいみたいです。この日はちょうど仕事が休みだったのだけれど、休みに休みらしいことをしたのは久々だなんて言っていました。
シラチャには日系企業の工場があったりと、日本人がたくさん住んでいますが街自体は片田舎。Kちゃんの住む場所から街の中心地までは、トゥクトゥクに乗らないと行けないくらい距離があり、中心地まで出向くこともあまりないようです。
新卒1年目で、仕事自体慣れないなか、海外というこれまた慣れない土地での生活は、私の想像できる大変さではないだろうな。多分2倍のパワーが必要。
でも、私が社会人1年目だったときより多くの経験をして、色んなことを考えているなぁと思いました。悩みのほとんどは日本で働いている人と同じような感じだけれども、もちろん海外就職ならではの悩みもあって。例えば、日本語教師はあんまり長く続ける職業ではないみたい。他にも給料とか。タイバーツで換算されるため、現地で暮らしていくぶんには問題ないけど、日本で働くより少なくなってしまう。そういえば、給料に関しては、ラオスで出会った男の子(タイにあるベンチャーで働いている)も言っていたなぁ。
それでも新卒1年目で日本ではなく海外で働くという経験はなかなかできないもの。世界一周の旅に出てきた今では海外で働くというのもいいなぁなんて思うけれど、大学生のころは海外に出て働くという選択肢がそもそもなかったので、新卒でその決断ができるって本当にすごいなぁと感心してしまいました。
…さて、話をタイガーズーに戻します!タイガーズーはこんなところ!!
(エサを求めて必死な鹿)
(エサを求めて、もっと必死なヤギ(必死過ぎて怖い))
(蠍女…)
このB級クオリティ…たまらん!日本の大きな動物園にはもちろんかないっこないけれど、地方の小さな動物園とはいい勝負なんじゃないでしょうか?(むしろ、タイガーズーはB級感が突き抜けてていい)
ちなみに私たちが行ったときにいたお客さんはほとんど外国人。パタヤに近いということもあってか、ロシア系のお客さんが多いみたいです。
(トイレの前にあったオブジェ)
(女の子も我慢。ちょっと恥ずかしがっている…。しかも靴はクロックスでイマ風)
動物の展示とは別に、時間に合わせて様々なショーがあるのですが、これがまた面白い!
さすがはタイ!象のショーはなかなかのクオリティ!象使いの指示に従って、器用に素直に象たちが次々にパフォーマンスしていきます。
先ほど食べた、クロコダイルのショーもありました!
こちらはショーしての完成度は低いものの、スリリングさと、クロコダイルたちの自由奔放さがクセになるようなショーでした。そして、ライブでつけている効果音の音が微妙というか絶妙すぎてやばかった。東南アジアのテレビバラエティを見ているような感じ。
(放っておくとワニたちはスグにステージから水に潜ってしまうため、しっぽを持って無理やり移動させていました)
そして最後に見たのが、おそらくこの動物園最大の目玉であろうタイガーショー!
こちらは文句なし!そりゃ小さいころに見たサーカスのトラ使いのパフォーマンスに比べれば、うんと低いけれども、やっぱり面白かったし、トラを扱えるなんてすごいよね!
ぐでーっとだれているトラもいれば、途中尿意を我慢できず観客側に向かって放尿してしまったトラもいました。(もしかして…トイレの前で見たトラのオブジェってモデルがいたのか…?)
…こういう、ゆるいところが東南アジアクオリティ。みんな自由な感じで、いいですよね。こういう感じ、日本ではなかなか見れない…と思う。
気が付けばあっという間に、夕方。本当はJ-PARKという日本のお店が集まったテーマパークのようなショッピングモールにも足を延ばしてみるつもりだったのですが、バンコクまでそこそこ時間もかかるということでお別れ。
帰りは、シラチャーのバスターミナルからバンコクへ。朝が早かったからか帰りも爆睡でした。移動はなかなか大変だったけれど、色々考えたり、純粋に楽しんだり充実した1日でした。…とさ!
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