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昆明ヌードル「米线」「过桥米线」「罐罐米线」一体何が違う?【中国・昆明】

アジアは本当に麺文化だなぁと旅を振り返って思う。麺の材料、食べ方、スープ、具材…ひとつ違うだけで名前が変わり、様々な名の麺料理が各国に存在する。麺好きにはたまらない。(実はこの文も今現在住んでいるベトナムで、麺をすすりながら書いている)

しかしあえて言うのであれば麺料理よりも米料理が好きなのだ(腹持ちもいいので)。麺も米も食べたい…!そんな欲望を一気に満たすものを見つけた。日本ではあまりポピュラーではない米粉麺だ。
昆明にはひと種類の麺で色んな食べ方があったので今回の記事にまとめていたようだ。

2016/7/5投稿

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今回は私も大好きだった昆明グルメ「米线(ミーシエン)」をご紹介したいと思います![2016/6/8,6/9]


■米线(ミーシエン)とは何なのか? 

麺料理の一種です。名前から想像できるように米からつくった麺です。雲南省は米どころらしく、ご飯はもちろん、米を使ってつくった料理が多いんだそう。
その代表的なものといっても過言ではないのが、この米线なのではないでしょうか。私が泊まった宿の周りにも何軒ものお店がありました。

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(ここのお店は麺にほんのり色がついていた)


■米线の麺の特徴

日本でも一時流行った米粉麺。「お米でもっちもち~」なんて謳い文句のCMがありましたが、米线の食感も若干もちもちした感じ。気持ちやわめ。麺の太さはそうめんと冷麦の中間くらい。(伝われ~と思い細かく説明)。


■米线、こだわりのスープ

スープは鶏ベースのものが基本らしく、こってりとしていてなかなか濃厚!とはいえ、日本の濃厚系鶏ガラスープのラーメンと比べると、さらっとしていて飲みやすい!四川省での辛い食べ物に胃を痛めていた私としては本当にありがたかったです。これならスープも飲み干せます。…実際は飲み干さなかったけど。

私が入ったお店では、この基本スープを「清湯」と読んでいて、どうやら辛めの味付けもあるっぽいです。ただ、お店の人も私が中国人じゃないと分かった瞬間、清湯をススメてくるし、私も自分の胃腸と相談したところ、それがベストだと思ったので基本スープのものしか食べませんでした。


■いろいろあるぞ!米线の種類!!

米线にはスープの違いとかではなく、食べ方のスタイルが違うものがたくさんあるようです!

・过桥米线(グオチャオミーシエン)
麺、具材、アツアツのスープがバラバラに運ばれてくるので、それらをスープに入れて頂くというもの。
写真左上、小皿で隠れてしまっているのですが、出てきた肉が生だったので「大丈夫かなぁ」と思ったけれど、薄切りだし、スープが思っている以上に熱いのですぐに火が通ります。私が食べたのは、このお店で1番安い18元のもの。値段が高くなれば具材がどんどん増えて豪華になっていくようです!

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(鶏肉、キャベツ、ねぎ、モツ、揚げた豚の皮?、ザーサイ、たまご!具材がたくさん!)


・罐罐米线(グアングアンミーシエン)
何が違うって、その器!なんと壺入りなんです!壺に入っているので冷めにくく、冬にはいいかもしれません。
味は色々選べましたが、安パイをとって辛くない奴をチョイス。
具材も基本的には変わらないので、おそらく壺に入っているというだけの違い!キレイ目なお姉ちゃんが食べていたのですが、この見た目に惹かれて「あれと同じの!」と注文してしまいました。萌えますよね、壺入り。

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・小锅米线(シャオグオミーシエン)
私は残念ながら食べる機会がなかったのですが、親子丼やかつ丼を作る用の小鍋みたいな鍋で一人分ずつ煮込んだ米线もあるようです。(街中で見かけたのですが、写真撮ってなかった…)


私も見つけられなかった米线がまだまだたくさんありそう!
あなたはどの米线を食べてみたいですか?または食べたことがありますか?

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