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自然の神秘。どこまでも透きとおるブルー【中国・九寨溝】

2016/6/8投稿

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さて、町中のタクシーが出払ってしまい、急遽知らないおじさんの車に乗せてもらうというハプニングもありながら乗り込んだバスは6時間ほどで四川省の九寨溝に到着しました。バス代115元(約1877円)


九寨溝で泊まった宿では毎日夜に英語でも"九寨溝の上手な巡り方講座"を開いてくれるのですが、私がレセプションで英語が得意じゃないと話すと、私の前日から宿泊し、まさにこの日に九寨溝観光へ行ってきた日本人の人を紹介してくれました。

「あ、こんばんは」という第一声だったKさんは、かなり旅慣れた様子の男性。九寨溝の情報を教えてもらいます。

ところでKさんは成都から九寨溝まで来たようです。私も九寨溝の次は成都に行って東チベット(「アムド」「カム」エリア)に行くと伝えると、なんとまぁ、まさにその東チベットに行ってきたとのこと!
情報はもちろん、東チベットに行く旅人のほとんどが購入する地図まで頂いちゃいました!ありがたい!



翌日。宿の車で九寨溝の入口まで送ってもらいます。


入場料(学生)+バス代+宿のチケット手配手数料(5元)で確か205元(約3333円)
ちなみにチケットを自分で買おうと思うと長い時間並ばなければいけないそうなので、私は宿で手配を頼みました。あと、全てを歩いて見ることは無謀なのでバスチケットも付けることを強くおススメします。

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(この写真は実は帰りに撮ったもの)


九寨溝内のバスで隣になった小奇麗な赤いコートの女性は日本語が少し話せるようで、「今はここのバス停」と地図を指しながら逐一教えてくれました。「ありがとう!ありがとう!」と言っていると「さっきから、"ありがとう"ばっかりですよ」と指摘されましたが、だって嬉しいんだもん!!
バスの終点で女性と別れ、1人で観光を開始します。

九寨溝は遊歩道が整備されていて歩きやすく道に迷うこともありません。そしてさすがは一大観光地!日本語の案内もあるので、非常に観光がしやすい場所でもありました。

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バスの終点まで行ったら、こんな壮大な景色が。 でも「九寨溝といえば」のあの景色を早く見たい! 高鳴る鼓動と比例するように歩くスピードも速まっていきました。そして…

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自然の色とは思えないくらい透き通ったブルーに心が震えがとまらない。

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この場所は比較的人も少なく、1時間くらいぼーっとしてしまいました。ずーっとずーっと見てられる、そんな景色です。



九寨溝は滝も素敵でした。繊細。それでいて力強く流れていく水たち…。

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12時くらいになってくると、皆お昼休憩を始めるのですが、何やら温かくていい匂いが漂ってきます。多くの人が同じものを食べているようです。
私はパンを持ってきていたのですが、あまりにも美味しそうなので1つ買ってしまいました。

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蓋をけると、レンジでチンする系のご飯、レトルトパウチに入った具、水、そしてホッカイロのようなものが入っています。ホッカイロに水をかけ、ご飯をその上に乗せ蓋をし、具の袋も一緒に温めながら8分ほど待つと出来上がり!という代物。
日本でもヒモを引っ張るとお弁当が温まるタイプの駅弁がありますが、それと同じ原理ですね。

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私が選んだのはグリーンピースとひき肉です。25元(約407円)と高額でしたが、この日の九寨溝はくもり時々雨。身体も冷えていたので、ホカホカご飯はありがたい。



ご飯を食べたら再び九寨溝巡りを再開!
途中、西遊記御一行の写真撮影会をやっていました。ひっぱりだこの孫悟空と、そこそこ人気の三蔵法師ですが…

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猪八戒はヒマそう…(武器は悟空と写真を撮っている観光客に奪われてしまっている)

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そして沙悟浄(クオリティ低)?は完全に蚊帳の外…人気の差が哀しい。

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そんな彼らを横目に進んでいきます。 


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九寨溝はこの先何十年、何百年と人類が守っていくべき景色だなと思いました。ほんとうに世界遺産にふさわしい場所だ。 

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(池に沈んだ大木はまるで太古の沈没船のよう。)




"ベタな観光地にこそ行っておきなさい"
といのは、出発前に再会をした大学時代の師の教え。

ベタにはベタになる理由が必ずある、そう感じた1日でした。



余談ですが、これは宿に帰ってきて食べた蒸し餃子!10元(約163円)

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これまでの蒸し餃子やパオは酢醤油か何もつけずに食べるものだったのに、四川省に入った途端にタレが急に真っ赤に!さすが四川!

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