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【SEO】Googleポリシーオフィスアワー 2022年04月28日・検索関連質問まとめ

どうも、ひらのゆうきです。(@enterrocken)です。
今日は4月28日に行われた、Googleポリシーオフィスアワーでの検索関連質問を紹介していきます。


検索関連の質問

URL パラメータ ツール廃止のブログ記事

Q.URLパラメータツール廃止記事に「実際、パラメータツールで現在していされているパラメータ設定のうち、クロールに役立つのは1%のみです。」と書かれていた。
1%の中身について理解できていないが、例えば100個設定していたら採用されるのが1個という認識でしょうか?

A.違う。
現在、パラメータツールがなくてもGoogleが有用なURLを99%検出できるようになった。
そのため、パラメータツールを用いて検出するのがおおよそ1%になる。


新規サイトが安定するまで

Q. 一般的に、SEOで記事を追加して、順位が出てくるまでに3ヶ月かかると言いますが、なぜ3ヶ月なのでしょうか?

A. Google側でそのような旨を伝えたことがないので、その情報を持つ人に聞くのがよい。
前提、検索の仕組みとして、検索結果にページが表示されるには、ページを検出して、クローリングを行い、インデックスを行ったのちに検索結果へ反映される。
この仕組みを考えると、公開後すぐに順位に反映されることは少ないのではないか。


サイトがインデックスされない

Q. Webデザイナーとしてクライアントのコーポレートを作成したが、2ヶ月ほどインデックスされない。
Search Consoleでサイトマップ(XMLとテキスト)を追加しても、「サイトマップを読み込めませんでした」となる。
サイトは内容が少なく、外部リンクも少ないために、インデックス・検出されづらいのは理解している。

A.SEOスターターガイドにも記載されているような、ウェブサイトのプロモーションを行う段階に来ている。
SNSを活用することや、コミュニティのユーザーにアプローチするなど、サイトの有用性をGoogleに伝えることができれば、いずれインデックスされると思う。
もし、サイトの新規作成ではなく、移転なのであれば、移転の正しい手続きを行う必要があるのでそれも確認いただきたい。


Google サイトがインデックスされない

Q. Googleサイトで作成したサイトが、インデックスリクエストをしても検索できるようにならない。登録して半年ほど経過している。

A.すでにこの件は、担当チームに報告して、改善に努めてもらっている。


robots.txt で disallow した際の挙動

Q. robots.txt で disallowに関して、「Googleはクローリングしなくても、URLを発見するケースがある」ということだが、具体的にはどういうときにURLを発見するのだろうか。

A.結論、ウェブ上の他ページから、そのページへリンクが貼られているケースや、SearchConsoleに登録されたサイトマップが例に挙げられる。
「クロールしなくてもURLを発見する」というのは少し誤解があり、まずURLを発見してからクローリングするので、検索の仕組みを読み直すとよい。
もしすでにインデックスさせたくないページがインデックスされている場合は、disallowが入っていても、インデックスされてしまう。(クロールできないため)
なので、インデックスさせたくない場合は、disallowを解除して、noindexを入れることで解消される。


JavaScriptでの display none 制御の扱い

Q.前回のGoogleポリシーオフィスアワーで、「JavaScriptのクリックイベントを使って、CSSのdisplay noneを解除するコンテンツに対して、評価対象にならない」という回答をもらった。
改めて前提を確認すると、
・GoogleはHTMLとして認識されている。
・そのHTML要素にはdisplay noneが施されている。
・display noneを解除するには、JSのクリックイベントが必要だが、Googleはクリックイベントを実行できない。
このような状況で、Googleはdisplay noneされているコンテンツの<p>内を評価対象にしないのだろうか。

A.前回の回答は、一部間違えていた。
display none内のHTMLが認識されているのであれば、検索結果に反映されるし、評価もされる。
URL検査ツールで読み込まれているものは、評価されるものと認識してもらって大丈夫。


301 リダイレクトの評価引き継ぎ

Q.301リダイレクトに関して、1年ほど実施することで、ページ評価が旧URLから新URLへ移行することを理解している。
外部サイトから旧URLに貼られている被リンクに関して、新URLに対するリンクとして評価が引き継がれるのだろうか。

A.外部サイトから旧URLに貼られているリンクが、新URLへのリンクとして評価されるかというと、イエスといえない。
ただ、旧サイトへのリンクの評価が、新しいサイトへの評価として引き継がれるかはイエスといえる。
301リダイレクトで1年以上適切に実施されているのであれば、リダイレクトを解除してもらっても大丈夫。
ただ、旧サイトへ貼っていた外部サイトは、その新サイトへ飛べない可能性が高いので、その影響を考えて適切にリンクを引き継ぐ必要がある。


サーバー障害の検索順位への影響

Q.地震の影響でサーバーに大規模な障害が発生して、丸一日以上、サイトにアクセスできない状態となった。
これは検索順位に影響するのでしょうか?

A.短期的なサーバー障害が、長期的にSEOへ影響を与えることはない。
障害中に実施した更新情報が適切に更新されていないケースなどもあるので、その際は注意してご確認してもらいたい。


部分的なリダイレクト後流入数が回復しない

Q. 元URLから新ドメインURLへ、部分的にリダイレクト設定したが、トラフィック(流入数)が回復しない。

A.サイトを分割すると、評価が100あったものに対して、30と70に分かれる場合だけでなく、30と40になるなど、全体として減少することが多い。
部分的な移転で、サイトの構造が大きく変わったことによって、順位やトラフィックに影響を与えたのではないか。


サイトマップが登録されない

Q. Search ConsleでXMLサイトマップを送信し、カバレッジでステータスは「成功」と出て検出されたURL数も正常。しかし、インデックスされたページは全て「サイトマップ該当なし」となり、インデックスされるまでにかなり時間がかかる。

A.URLを確認したところ、サイトマップの登録に問題はなかった。
URLインデックスカバレッジレポートを見ると、サイトマップから送っているURLページのいくつかが、インデックスされているけど、サイトマップで送っていないというステータスになっていた。
そうした挙動は、Search Console側に違和感があるので、フィードバックを送信してもらいたい。


URL 検査ツールライブテストでのエラー

Q. サーチコンソールのURL検査ツールについて、ライブテストを行うと「その他のエラー」によって画像やスクリプトが読み込まれないことがある。
robots.txtでのブロックは行っていない。

A.「サーバーの負荷がかかっていないか?」や「画像が重くなっていないか?」「何かしらGoogleクローラーを排除する設定になっていないか?」などを確認し、詳しくはエラー文を読んで確認するのがよい。


サーチコンソールにおける被リンクの表示

Q. 被リンクをもらっているが、「このページにリンクしている上位のサイト」にそのURLが表示されない。
サーチコンソールに表示されないということは、被リンクとして効果がないのか。

A.サーチコンソールは、すべてのURL・リンクを表示することはないので、漏れているかもしれない。


Flexible Sampling を EC サイトで実装する

Q. Flexible Samplingをニュースサイト・サブスク以外のコンテンツで使用することは可能か。
もし可能な場合、構造化データのマークアップは、ECサイトに最適なものが存在しないため、WebPageを使用するという認識でいいか?

A.結論、使用することも可能で、WebPageを使用するといい。
改めてFlexible Samplingの根本思想は、「インデックスするが未ログインユーザーには見せない」というものではなく、「お試し的にいくつかのコンテンツを見てもらう」こと。
サイトに行くと、ログインが必要であることによる、ユーザー体験への影響があることは考慮する必要がある。


サイトの他のページと一貫性のないデザイン

Q. SEOスターターガイドにて、「サイトの他のページと一貫性のないデザインを404ページで使用する」のは避けるべきと書かれている。
もし一貫性のないページがクロールされた場合、インデックスされづらくなったり、Googleに過負荷状態と判断されるなど、弊害があるのでしょうか。

A.基本的には同じテンプレートを使用することが望ましい。もし特殊なデザインの場合、404を利用するのが最適かは疑問なところ。


CWV CLS は横へのずれも加算するか

Q. CWV(core web vital)のCLSについて、縦へのずれだけでなく、横へのずれも考慮するのか。

A.考慮する。公式の資料を確認いただいて対策するのがよい。


構造化データのプロパティ「description」

Q. ブログの内容を動画にしてYouTubeでも公開している。その動画内容は構造化データ「VideoObject」を用いて送信している。
その構造化データ内に「discription」も記述したいが、どの程度記述すればいいのか。

A.必要と思うだけ記述してもらいたい。videoObjectの構造化データに関して、必須のプロパティ以外に、コンテンツURLやenVerid URLのプロパティを指定することも推奨している。
詳しくは資料を確認しながら対策することで、多面的に対策してもらいたい。


クロール済み - インデックス未登録が続く

Q.3月下旬から、サーチコンソール「カバレッジ」の有効数が減少し、「クロール済み - インデックス未登録」が増加している。

A.担当チームに報告したので、もう少し様子を見てもらいたい。


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