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学校の校則・ルール 記事まとめ

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学校の校則やルールづくりにまつわるアイデアやレポート、エッセイなどをまとめるnote公式マガジンです。
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#校則見直し

生徒による学校自治を民主主義の学校にしたい

高校生の頃、私を含めほとんどの生徒が校則に不満だけ言って誰かが変えてくれるのを待っている、もしくはもうあきらめている、そういう態度だった。そして、学校を出た後も会社や国の政策に対して同じような態度をとっている。 働き方や政治に関する国際比較を見てみると、日本の不満だけど何もしないという特徴が数字に表れている。じゃあ、どうしたらいいのか、その問いへの答えがなかなか見つからなかった。 そんな中、#みらいの校則という企画のおかげで、自分の学校の校則を良くしようと活動する学生達を

みらいの校則についてすごくよく考えてみた。

新しい時代の学校のみらいの校則として相応しいことはただ一つ「がんばりを認めよう」であると私は考えている。 どうしてそう考えるに至ったか、経験をもとに書いていきたい。 私は苦手なことが多かった。運動すること、絵を描くこと、物を作ること、字を書くことなどが不得意といえるレベルを超えてできなかった。 苦手なことについて努力をしなかったわけではない。一生懸命に逆上がりの練習をしてもやはりできないのではあるが、体育教師からは「やる気がないからできない」と否定された。 たぶん逆上

ルールメイキングはまじめな子がやるもの?

自己紹介アクセスして頂き、ありがとうございます! 駒場学園高校2年生の私から、あなたへこの記事をお届けします(^^) 【突然ですが、1つ質問をしたいと思います。】 ルールメイカーというプロジェクトについて知ったとき、又はそれに参加している人の話を聞いた時、「よく分かんないけど、どうせ真面目な子がやるものじゃない?」と一瞬でも、思ったことがありますか? …… 【「いや、そんなこと思ったことなかったなあ」というあなたへ】 普段から色々な情報にアンテナを張っている、もしくは沢山のこ

たとえ校則が変わっても、わたしがズボンを履くことはありません。

わたしは北海道十勝に住む、中学3年生のこだまと言います。 5人家族の長女として生まれ、小さい頃から読書をして過ごしていました。 いまは性別に関係なく制服を選択できるようにするために校則を変える活動を1人でしています。 1, 議論好きの家族から学んだことちょっと変わってるかもしれないけど… わたしの家族はとにかくさまざまな社会問題をテーマについて話したり、議論したりすることが大好きです。 そのためわたしも幼い頃から社会問題についての話を聞きながら育ちました。話題は紛争につ

「生徒会でもない、ただの生徒の僕が校則改正に取り組む理由」

「みんなのルールメイキング委員会」中高生メンバーの藤田崇都(しゅうと)です! 僕は今高校3年生で、「男子のむさ苦しい長髪は禁止」という校則を見直す活動と校則改正の制度改正を行っています! 僕自身の髪型は短髪で、この校則によって困っていることなどはありません。そんな僕がこの校則を変えようと思ったきっかけを今回はお話したいと思います! ■ 「男子のむさ苦しい長髪禁止」と戦ったTくんとの出会い 僕は毎日学校の廊下にある自習スペースで受験勉強をしています。 ある日「きみ、い

生徒主体の校則見直しが生み出すもの

こんにちは。安田女子中学高等学校、副校長の安田馨です。 本校では2020年から生徒が主体となって校則を見直す「ルールメイキング」という取り組みを行っており、この4月から3つの校則が改定されました。校則が改定されたことも大きいのですが、そのプロセスが中々面白いものなので、少し感じていることについて書いてみようと思います。 1.ルールメイキングとは?本校が取り組んでいるルールメイキングとは、経済産業省の『未来の教室』事業の一環でNPOカタリバが実施する「ルールメイカー育成プロ