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コミュニケーションデザイン知見まとめ

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コミュニケーションデザイン・イラスト・リブランディングなどの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talen…
運営しているクリエイター

#ブランディング

ブランドらしさを守りながら冒険する「メタ一貫性」の考え方とminneの実験

こんにちは。 GMOペパボ株式会社のハンドメイドマーケットサービス「minne」でデザイナーをしております、sziaoreoです。 こちらの記事ではペパボのデザイナー組織の中で開催されている「Designer's MTG」第27回、ビジュアルデザインスキルエリアのナレッジシェアで発表した「『メタ一貫性』の考え方とminneの実験」の内容をご紹介していきたいと思います! ビジュアルデザイナーが直面している課題ペパボでは各サービスでのデザイナーが中心になってブランディングが進

ビザスクらしいイラストを模索したコムデ&プロデザ横断Project

プロダクトデザインチームのHIGAshineです。今回の記事では、コミュニケーションデザインチームの @Satomi と @Maiko とともに、この半年間で「ビザスクらしいイラスト」を模索してきたプロジェクトについて、まだまだWork in progressな状態ですが報告したいと思います。 Issue:はじまりの課題ブランドガイドラインを読んでも具体的なイラストを作ることができない ビザスクは2023年1月にコーポレートブランドをリブランディングしましたが、そこにはイ

メルカリのデザイン指針を作る取り組み [前半: 指針の紹介編]

はじめにUX Designチームのasakomです。2022年12月〜2023年3月にかけて、メルカリのデザイン指針を作ることを目的に検討プロジェクトを立ち上げ、Brand Core(ブランド・コア)とDesign Principles(デザイン原則)を作成しました。今回はこの活動を、2つの記事で紹介していきたいと思います。 この記事ではメルカリのBrand CoreとDesign Principlesの役割や、内容についてお話しします。策定するまでのプロセスについては、[後

YOUTRUSTのバリューをデザインした話

こんにちは、株式会社YOUTRUSTへ2024年4月よりクリエイティブディレクターとしてジョインした根本と申します。 事業会社のクリエイターとして、制作過程の裏側を発信し、同じように戦うどなたかに、少しでもお役に立てたら、と思い書いております。駄文の連続になるかと思いますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 副業デザイナーだった私が関わった経緯そもそもは、2022年より副業でデザインを色々とお手伝いさせて頂いていた事もあり、YOUTRUST社内の雰囲気はなんとなく感

コミュニケーションデザイナーを定義してみた

Ubieのコミュニケーションデザイナーとは私は、コミュニケーションデザイナーとしてUbie に入社しました。 コミュニケーションデザイナーって、なんなんでしょうか。 感覚値でいうと、コミュニケーションデザイナーが採用などで扱われ始めたのはここ10年未満くらいかと思います。デザイナーといえばCGデザイナーなどのイメージが強く、どちらかといえばUI/UXデザイナーなどの誕生とともに、それ以外のデザイナーと区分するために生まれ認知されてきたのではないか?、という気がしています。

ビジネスツールで具現化するLINEヤフーのブランド体験

こんにちは、LINEヤフーDesign公式note編集部です。 この記事では、2024年1月に公開した「インハウスでやり切ったLINEヤフーコーポレートロゴ制作のプロセスとは」に続き、LINEヤフーのコーポレートロゴを用いたビジネスツールのデザインについてお話しします。 本記事では LINEヤフーのブランディング戦略とビジネスツールがどのように連携してブランドの体験を具現化し、エンゲージメントを強化しているかについて詳しく説明します。当社のデザインチームが直接関わり、製作し

サマーインターン2023制作の裏側を大公開!

みなさん、初めまして🌊 DeNAデザイン本部マーケティングデザイン部のジョンと武藤です! 本記事では、2023年8月19日(土) 〜 8月22日(火)にかけて開催されたデザイナー向けサマーインターン2023の裏側を、その中でも私たちマーケティングデザイナーが担当した「ビジュアルデザイン」にフォーカスしてご紹介します。DeNAのマーケティングデザイナーの実際の働き方の一例として、参考になれば嬉しいです!✨ この記事は次の方に特に参考になる内容になっています! 🎨グラフィック

インハウスでやり切ったLINEヤフーコーポレートロゴ制作のプロセスとは

こんにちは、LINEヤフーDesign公式note編集部です。 この記事では、2023年10月にお披露目となったLINEヤフー株式会社のコーポレートロゴならびにブランドデザインについて、どのようにプロジェクトが進行されたのかといった制作プロセスや背景にある思想、コンセプトなどについてご説明します。 プロジェクト概要新会社のブランディングプロジェクトは、2023年4月のキックオフから10月のリリースまで、約半年に渡って進行され、同年6月に行われた経営層向けのデザイン提案を経て

「体験」を意識して、グラフィックデザインの可能性が広がった

「マネーフォワード デザインアドベントカレンダー2023」、18日目はCI推進室 BXデザインチームのてらおがお送りします。 グラフィックデザイナーとしてキャリアを重ねたのち、マネーフォワードに入社してついに3年目!Brand Experienceを冠したBXデザイナーとして活動し続けて、今では当たり前の様に"体験"を意識してグラフィックデザインと向き合っています。 マネーフォワードで自分や仲間が今まで取り組んできたプロジェクトを振り返ってみると ”グラフィックデザイン

ヤッホー流クリエイティブに学ぶ、心も醸すブランド作りとファンコミュニケーション

Font College Open Campusは、フォントの魅力をいろいろな角度から体感していただくために、デザインからブランディングまで幅広いテーマで、様々なジャンルのゲストをお招きし、不定期に開催している無料公開講座です。 今回の講師は、ビールを製造・販売する株式会社ヤッホーブルーイングより、ブランド戦略ユニット エキスパートの本田敏也氏をお招きしました。醸造系クラフトドリンク「正気のサタン」のコンセプトづくりと、そこからデザインに落とし込むプロセスに至るまで、ヤッホー

新CI/VIでフルリニューアルした、Gaudiyブース/ノベルティ制作の裏側

株式会社Gaudiyは、2023年12月2日〜3日に開催された「Spectrum Tokyo Festival 2023」にスポンサーとして参加し、ブースを出展しました。Gaudiyとしては10月にブランドリニューアルをして以来、初のブース出展です🙌 前回出展したデザインイベントとしては、2023年9月の「大デザナレ展」がありましたが、この度のリブランディングを経て、ビジュアルを刷新。 今回は、このブース、そしてブースで提供したノベルティがどのように誕生したのか。そして今

「らしさ」を言葉で語らない――ゆめみがコーポレートフォントをつくった理由(前編)

ゆめみは20周年を迎えるにあたり、リブランディングを行いました。そこでブランドのアイデンティティを象徴するロゴの見直しが行われたことを契機に、独自のフォントの開発に至ります。クライアントワークを中心に展開する企業として、なぜ独自フォントの開発に踏み切ったのか。今回のプロジェクトをリードしたゆめみのブランディングチームに所属するお二人にお話を伺いました。 asakoさん 2019年 株式会社ゆめみに中途入社。UIデザイナー・アートディレクターとしてクライアントワークを担当しな

二人の若手が鬼のように厳しいフィードバックを受けながら「UUUM」の新しいブランドデザインを練り上げた軌跡

「想いの熱量でセカイを切り拓く」ーー。そんな新たな企業理念を掲げ、コーポレートサイトやロゴを一新したUUUM。生まれ変わるUUUMの象徴となるコーポレートアイデンティティ刷新を手がけたのが、B&Hの2人の若手でした。プロジェクトマネージャー兼ディレクターとしてプロジェクトを導いた伊藤澪奈子さんと、今回アートディレクターを初めて担当した長尾佳歩さんに、その舞台裏とデザインの背景にある哲学について伺いました。 ブランド全体を見渡しながら、デザインを思考していくー UUUMさんの

toBとtoCから、もう一度toBで、コミュニケーションデザインを考える。

こんにちは!デザイナーの住岡です。 現在、LayerXでバクラクのコミュニケーションデザインを担当しています。今年の4月に入社して、もうすぐ半年経ちます! バクラクは、法人の支出管理をなめらかに一本化するするプロダクトシリーズです。法人向け、BtoB(Business to Business)のサービスです。 私は、新卒でBtoBサービスを提供する企業のコミュニケーションデザイナーとしてキャリアをスタートし、BtoC(Business to Consumer)のサービスに関