あまのじゃくであれ
新社会人のみなさまへ、というお題があがってましたので少しキーボードを打ちます。
よく聞く言葉は「新社会人おめでとうございます」ですがここでは割愛させていただいて、誰もがやらない視点からちょっとだけ書いてみようと思います。
あえて申し上げるとしたら「ようこそ社会のるつぼへ」でしょうか(笑)
今回はそのるつぼに放り込まれた、あるいは自ら飛び込んだ人向けの、新社会人のみなさまへ送るひとつのモノの考え方になります。
新社会人はしあわせ者
新社会人(以下、新人)は恵まれています。いつの時代でも過去から見たらそうなのですが、とりわけ今の時代はなおさらです。
いろんな人が新人の為に時間と労力を使いさまざまな準備をしてくれている。程度の差こそあれ、歓迎の方向で迎え入れてくれる。
現場では研修をしてくれる人や面倒を見てくれる人がいる。多くの職場では多かれ少なかれそういう環境が整っています。なので新人はしあわせ者です。
まずは自分はしあわせ者だという認識を持ちましょう。
しあわせ者があぐらをかかないために
そんなしあわせ者として歓迎された新人も、時間が経つうちに見られ方が変わってきます。新人が置かれた環境に頼り切って勘違いしてしまうと、あとの仕事が非常にやりにくくなってきます。
人間関係って第一印象がほぼすべてということを知っていますか?悲しいかなこれはほとんどが真実です。あとから挽回すればいいや、などとは考えないようにしてくださいね。
しあわせな状態にあぐらをかいて自分を見失わないようにだけは気をつけた方がよいです。
オリジナリティを発揮する方法
新人は同期の人がいれば普通は横一線にならんでいます。優秀な人は少し先からスタートしているかもしれませんが、入社前の所持スキルなんて屁のカッパです。それを持つ本人だけがアドバンテージを感じていますが、まわりの人はあなたを新人としか見ていません。
どうせなら、そんな中からひとつ抜きんでて、あなたらしさを発揮できるようにしてみませんか。
それを実現する簡単な方法があります。
これをすれば自分だけのオリジナリティあふれる印象が作れます。
あまのじゃくであれ
その方法は、自分の頭のなかに「あまのじゃく(天邪鬼)」を飼うことです。あまのじゃくというとマイナスイメージが強いですが、頭の中に飼うだけで自分の表面にだしてはいけません。
つまり、自分の中に入ってきたこと(見たこと・聞いたこと・知ったこと・思いついたことなど)すべてに対して、その反対を考えるクセをつける、ということです。
たとえば、人から聞いたことに対して「ほんとかな?」、自分で調べたことに対して「これであってるのかな?」などですね。もうすべてのことを反対の視点から見つめます。
そうすることで疑問が次々に湧いてきて、それを解決していくことでどんどんオリジナリティあふれる自分が発揮できていきます。
あ、間違ってもあまのじゃくな行動をしたらだめですよ。煙たがられて嫌がられますので(笑)。あくまで自分の頭の中だけにしておいてください。
人の意見に同調・共感することは非常に大切です。
しかし、同調・共感とは別にあまのじゃく的な考えを常に持っておいてください。これは仕事をしていく上で非常に心強い武器になっていきますので。
気温も暑いくらいになってきた4月、たくさんのあまのじゃくを飼ったひとたちが新人になって進めるよう祈っています。
私が、おめでとうございます、って言わなかったのも「あまのじゃく」的考え方です(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?