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「期待している」とリーダーが言いたいとき

「期待してるよ」ほど鋭利な言葉はないとうお話。

先日👇な記事を見かけました。

Diamond onlineさんの記事。ビジネス系のことを書かれているのが多いのでいつもお世話になっています。

ダメなリーダーは「あなたに期待してる」と言う。優秀なリーダーはなんと言う?

まえがき


便利な時代になりましたね。

ビジネス系の情報なんて雑誌や書籍を読み漁るしかなかったのに、こうしてオンラインの形でその側面を見渡すことができる。

ただ、オンラインだからか簡単に書けるからなのか?情報が溢れすぎている。

注意しないといけないのは、これらの側面だけを見て「これがすべてだ!」と勘違いしないことです。深堀りしたければ書籍を読む必要があるということを忘れてはならない。

この記事で残したいのは、「期待してるよ」の言葉がまわりに与えるもの。

これを理解していれば、失望につながらない期待を持つ・持たせるやり方ができるようになります。


「期待している」と言われる側

先の紹介記事では「期待する」という言葉を「仕事の具体的なこと」に掘り下げていました。期待する=何をどこまでやってほしいかを言語化するという意味でです。

ところが、人に面と向かって「あなたに期待している」と言われたとき、どう感じるでしょうか。

言われたことありますかね?言われたことがある人は、言われたとき嬉しかったですか?それとも「え?なにを?」と感じたでしょうか。

人から期待していると言われると「認められた!うれしい」の感情と「何に期待されているんだろう?」の感情が入り乱れて出てきます。そして年齢や今まで積み重ねてきた経験によってその入り乱れ方は違ってきて、さらに個人の性格などによってもこの感情のいろどられ方が変化します。

言われる側として、これほど惑わされる言葉はない。


「期待している」と言う側

この言葉を人にかける人はおそらく、人をまとめたりする立場のリーダーの役割を担っている人が多いでしょう。

そして任せられたてのリーダーの方が奮起したモチベーションで人と面談をした際に、安易にかけてしまう言葉のひとつです。

これを言ってしまった瞬間から、言われた人は謂れのないプレッシャーと疑問に頭を悩ませ始めます。ですから安易に『期待してる』と言ってはいけない。期待してても、です。

言いたいですよね、期待してるって。発破をかける目的で。その言葉にプレッシャーを載せられるから言う方は楽です。ただ、安易に使ってしまうと期待の裏側の失望に必ずブチ当たります。

『期待したのに裏切りやがった』
『期待値に届いてなくてがっかりした』

こんな結果に行き着くことが多いんです、この表現の使い方次第で。


「期待している」を使えるとき

ここまで書いてることを踏まえると、『期待してる』は便利そうな表現だけどそんな危なっかしいものなら使わないよ、と考える人もいると思います。

ですがこの表現。(有効なものとして)使えるときがひとつあるのです。

それは、

・期待したい相手との信頼関係が深く築かれていて

・期待したい相手が応えてくれることを確信していて

・期待したい結果が得られなくとも期待した相手を責めない勇気を自分が持てると確信したとき

☝️がすべて成り立ったときに初めて

あなたに期待している

が言えるんですね。

期待って、期を待つと書きます。

かの数多あまたの戦国武将たちが、事を成す目的で部下の武将たちに命懸けの命令を下したあとで、結果の期を待つ。

待っている側には、それこそいてもたってもいられないくらいの心の揺らぎが襲ってきます。

その揺らぎをすべて受け止めると覚悟し、待った期がどのような結果で返ってこようとも自身は影響されずに、自ら覚悟した責を負う。

そんな心構えを持てた人だけが使えるパワーワード「あなたに期待している」。

使いどころは難しいけれど、適切なときに使えればこんなにまわりを、そして自分を鼓舞する言葉はないと思います。

偉そーなこと書きましたが、わたしも含めて、これが使えるよう日々修行ですかね(笑)


#仕事のコツ #リーダーのコツ #生きる知恵

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