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第113回看護師国家試験解説(必修午前5問目)※採点除外

※この問題は正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外となっています。
【理由】
問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないためとのこと


厚生労働省

オタワ憲章

1986年にカナダのオタワにおいて第1回ヘルスプロモーション世界会議が開催され、その成果がオタワ憲章としてまとめられたもの。
健康改善の5つのヘルスプロモーションとして
1.健康的な政策づくり
2. 健康を支援する環境づくり
3. 地域活動の強化
4.個人の技術の開発
5.ヘルス・サービスの方向転換 が挙げられている。

リスボン宣言

リスボン宣言はWMA総会(世界医師会)で採択された宣言です。
簡単にいうと、患者さんの権利に関するものです!

1.良質の医療を受ける権利
2.選択の自由の権利
3.自己決定の権利
4.意識のない患者
5.法的無能力の患者
6.患者の意思に反する処置
7.情報に対する権利
8.守秘義務に対する権利
9.健康教育を受ける権利
10.尊厳に対する権利
11.宗教的支援に対する権利
 があります。
詳細は日本医師会のHPがわかりやすいのでURLを添付します!


ジュネーブ宣言


ジュネーブ宣言とは、1948年9月の第2回世界医師会総会で規定された医師の倫理に関する規定です。

医師の一人として、
私は、人類への奉仕に自分の人生を捧げることを厳粛に誓う。
私の患者の健康と安寧を私の第一の関心事とする。
私は、私の患者のオートノミーと尊厳を尊重する。
私は、人命を最大限に尊重し続ける。
私は、私の医師としての職責と患者との間に、年齢、疾病もしくは障害、信条、民族的起源、ジェンダー、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位あるいはその他いかなる要因でも、そのようなことに対する配慮が介在することを容認しない。
私は、私への信頼のゆえに知り得た患者の秘密を、たとえその死後においても尊重する。
私は、良心と尊厳をもって、そしてgood medical practiceに従って、私の専門職を実践する。
私は、医師の名誉と高貴なる伝統を育む。
私は、私の教師、同僚、および学生に、当然受けるべきである尊敬と感謝の念を捧げる。
私は、患者の利益と医療の進歩のため私の医学的知識を共有する。
私は、最高水準の医療を提供するために、私自身の健康、安寧および能力に専心する。
私は、たとえ脅迫の下であっても、人権や国民の自由を犯すために、自分の医学的知識を利用することはしない。
私は、自由と名誉にかけてこれらのことを厳粛に誓う。

日本医師会HPより

詳細は日本医師会のHPがわかりやすいのでリンクを添付します。


ヘルシンキ宣言


1964年にフィンランドの首都ヘルシンキで開催された世界医師会の総会で採択された臨床研究の倫理指針です。

1.序文
2.一般原則
3.リスク、負担、利益
4.社会的弱者グループおよび個人
5.科学的要件と研究計画書
6.研究倫理委員会
7.プライバシーと秘密保持
8.インフォームド・コンセント(※患者や家族への説明と同意のこと)
9.プラセボ(※本物の薬と見分けがつかないが有効成分が入っておらず臨床試験に使用するためのもの)の使用
10.研究終了後条項
11.研究登録と結果の刊行および普及
12.臨床における未実証の介入

について記載されています!
詳細は日本医師会のHPがわかりやすいのでリンクを添付します。

答え


上記理由から答えはになります。

内容みて分かる通り、ほぼ看護というより医師会の内容でですね。
しかしインフォームドコンセントなどは知っておいたほうがよいかと思われます。

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