超ゴールデンウィークとともに大暴れの椎間板ヘルニア

世の中の人に申し訳ないほどの夫も私も１０連休。
なのに恐ろしく行くところもなくなり、やりたいこともうまくできないという１０日間を。

夫の椎間板ヘルニアが猛威を振るう

夫は以前から腰痛持ち。
ぎっくり腰も定期的にやっており、ヨワヨワの腰だ。
そんな夫は、春先から特に腰の調子が悪く、いよいよ勤務先の系列病院にかかった。

診断結果は、椎間板ヘルニアと、腰椎すべり症。
残念ながら見事に椎間板が飛び出ていて、神経にさわり、おまけに腰椎が若干ずれていて余計に悪い状態。

薬を飲んで一時期落ち着いていたが、仕事で遠出したことをきっかけに急激に悪くなってしまった。
１時間に数回、急な電光石火みたいな神経の痛みが、ふいに夫を襲う。
こちらは、見ているだけでどうしようもなく、手助けしたくても逆に悪い体勢で触られるの辛いらしく、基本見守るのみ。

連休前半からは、ひどくなる一方で、夜も眠れない。
中盤で実家に帰省する予定だったが、これでは遠出は全く無理、と判断して、帰省はキャンセル。
その代わりに、平日だったのもあり別の脊椎専門の病院にかかることになった。

初の「ブロック注射」（夫が）

まるで自分のことのように書いているが、夫の腰の話で、私は病院に送迎しただけなので、あしからず。

連休中盤の平日に、我が家から比較的近いところにある整形外科へ行ってみることに。
数年前に脊椎センターが併設されたらしく、巷では有名なところらしい。

レントゲンやＭＲＩを撮り、状況を把握してもらい、診断は同じ。
ここで、「ブロック注射、します？」と打診され、
痛みがなくなるなら何でもしてください、わらをもすがる夫は、初めてのブロック注射をすることになった。

尾てい骨の方向から細い針の注射で直接暴れる神経にアタック。
（とネットの説明を見たが、おそらくそう）
猛烈な痛みで四つん這いの姿勢から脂汗がポタポタと落ち、人生で一番痛かった…、という感想だった。
かわいそうに、と思うと同時に、私にはもうひとつ思うことが。

夫は、まれにみる痛がり。
ドラマなどの痛そうなシーンでさえも力が抜けると直視できず、どこかに足や手をぶつけたりした場合、私の５倍はあろうリアクションで痛がり、おまけに足をばたつかせてオーバーリアクションで痛がるタイプ。
痛いのが嫌だから病院には行きたくない、のスタンスで今まで生きてきたところもある。

なので、本当にそんなに痛いのか？という疑問だ。
妻なら信じてやれよ、なのだが。笑

医師「この程度の椎間板の出具合であればそこまで痛くないと思うんだけどなぁ…出ている方向が悪くて神経にさわっているのかなぁ…」

看護師「（注射の前も後もあまりに痛がるので）…本当に大丈夫ですか？」

このように、本来なら「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれるはずの医師と看護師が心配するほどの痛がりようだったらしい。
まぁ確かに、相当の痛みだから脂汗が落ちるわけだが。

私がブロック注射の口コミ検索をしても、夫のような激痛を伴ったという体験談はなかなか見つからない。
とても痛い、とは書いてあっても、人生で一番、とか、一生やりたくない、みたいな激痛の雰囲気の人はあまりいないのだ。

もしや、痛がりなゆえの激痛（と感じている）であって、実はそうでもないのか？という疑惑。
信じるか信じないかは、私しだい。笑

注射後の腰の調子はというと

打ってから数時間は、注射痕も痛いと自宅でもウロウロ歩いていたが、その後はちょっと過ごしやすくなったそうだ。
ただ、翌日には早くも注射の威力は消え去り、またふいに襲う電撃系の痛みとの闘い。
ブロック注射があまり効かないタイプの痛みだったらしい。

首とも連動してしまってるので、上を向くと激痛、体を少しでもねじると激痛、座っても、立っても、とにかく不定期に襲ってくる激痛とひとり闘っていた。

何度も言うが、外野は何もしてあげられることはない。笑

本人の対策はというと、首がふいに上を向かないように、Amazonで急きょ買ったストレートネック用の首コルセットを逆向きに装着し、本に書いてあった痛み逃しの体勢をとる、ひたすら安静。
この状態で１０日間の連休を過ごした。

連休後に受診すると、先週より少し状態がよさそう、との見解で、注射はせずに様子見となったが、今後は手術で治すしか方法がないそうだ。

内視鏡治療ができるという病院だったので淡い期待を抱いて聞いてみたが、夫の場合は患部の場所が悪く内視鏡では不可能なんだそうで、がっつり手術痕の残る手術となる予定。

はたして、職場と相談して１か月休めるのか。
何より、あんな痛がりなのに、手術なんてできるんだろうか。

夫の闘いはまだまだ続く・・。

あとがき

連休最終日、せめて（私がご飯作りたくない一心でもある）美味しい物を食べて終わりたいと思い、ピザをテイクアウトすることに。

夫が、いま調子がいいから運転してあげる、と外に１歩出たところで、腰に電撃。
さらば、夫。
最後まで何もできなかったな・・。（最初の予定通り私ひとりでテイクアウト完了）

そんなこんなで、我が家の超大型連休は終了した。
こんなに何もしなかったこともなかったので、自分の社会復帰は元気をだすために甘いものを持参して頑張ってきた。
５月も頑張ろう！

余談だが、５月になった節目で、この「きょうのおしゃべり」タイトルの投稿を、ですます調から、である調に変更（どーでもいい宣言）。
なんとなく、おもしろさを追求したくなり。
といいつつMIXされたらごめんなさい、ということで。