5日間8時間働く意味って?プロトコルをあわせる話

一般的な会社員は、5日間(1週間土日休み)で朝晩8時間会社に行って働きます。

そんなに会社に束縛される意味あるの?
成果が出てれば夜中働いても土日働いてもいいんじゃないの?

という意見も良く聞きます。

「まあ、別に好きに働いてもいいんじゃないの…?」

と思います。

***

でもやっぱり時間を縛ることにもそれなりに意味があると思っていて…。

会社(社会)で働くということ

会社でも社会でもいいですが要は「みんなで働く」ということです。

一人では達成できないような大きなことをやるために、みんなで楽しみ苦しみをわかちあうために、一人では買えないような設備をみんなで使うために(エアコンとか人間工学に基づいた机と椅子とか会議室とかホワイトボードとか社食とか)、そういう恩恵を受けるために会社・社会という中で働いてる人がほとんどです。

必要なものを電気屋さんに買いにいくのもそうです。自分で一からコンピュータを作るのは大変なので社会の恩恵である電気屋さんにMacを買いに行きます。

なので自給自足で1人だけで達成できるものを相手にしているのであれば会社・社会を気にして働く必要ないと思います。

働く時間をあわせるということはプロトコルをあわせるということ

会社・社会で働くということは「みんなで働く」ことなのでみんなが集まれる確率を上げる方が良いです。

朝型と夜型の人が一緒に仕事するとつねに会話にタイムラグが出るので仕事しづらいです。

電気屋さんが夜中の1時間しかあいてない、かつ、開店時間が不定期に変わると買物しづらいです。Macがなければ仕事が止まります。

そう考えると働く人たちが「5日間8時間の間なら仕事してますよ」「連絡とれますよ」「いっしょにランチいけますよ」「電気屋さんは加えて土日もやってますよ」というルール(プロトコル)が決まっていた方が断然仕事の効率が良くなるのです。

***

ということで5日間8時間が長い短いという議論ではなく…こういうルール(プロトコル)を決めておくことの効果はあるよね、という話でした。

ちなみにわたしは土日や夜中に相手都合での仕事の連絡はいらないので…5日間8時間ルールで動いてくれる社会は歓迎です

とはいえ5日間8時間は働きすぎかもしれません。。。4日間8時間でもいいかな。。。でもその空いた1日をわたしはきっと勉強に使うし勉強もみんなでしたいし。5日間でも4日間でもあんまり差はないかな。。。などとは思います。。。

***

補足:テクノロジーでプロトコルを崩す話

エンジニア視点でもう1つ考えること。

上で言ってるプロトコルは旧来の人間の限界のために起きたプロトコルです。テクノロジーで崩すことも可能なはずです。

例えば場所に関する制限はほぼほぼ排除されつつあります。高速なインターネットが普及して音声通話もビデオ通話も問題なくSlackもGithubもあってVRチャットもできておかげで北海道と沖縄でのリモートワークが実現できます。

時間に関する制限もいつか。要はリアルタイムで会話ができればいいので、わたしの会話履歴やベースとなる知識やノウハウのデータをもとに「わたしチャットボット」作れます。だいたいの雑談や相談事はそれで解決できます。本当にクリエイティブな回答はどうせ即答できないので後日回答でもいいだろうし。

などなど将来的には旧世代のプロトコルは崩れていると思います。

***

補足2:とはいえ生身の人が好き

テクノロジーで解決できる問題もたくさんありますがそれでもやっぱりわたしは生身の人間が好きです。

その人の持つ空気感やぬくもりのようなもの。今のセンサー技術では測れないものはまだまだたくさんあります。それらは測定も再現もできないものです。

おかしでも食べながらちょっとした雑談を顔を見ながらしたいわけで、そういう人達といっしょに何かを成し遂げたいのです。

成果が出ればいいだけではなく、その過程も楽しみたいのです。

テクノロジーで「会わなくて済む」かもしれませんが「会いたい」のだからしょうがない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?