2023/03/21　曇りときどき雨

　きょうは春分、連休最終日。グダった連休だったがせめてこれだけはってことで『シン・仮面ライダー』を観てきた。以下感想。
　全体の感想としてはそこそこって感じだったか。初回変身シーンとかダブルライダーのくだりとかは熱かったんだけど、お話があんまり広がってない感じ。ウルトラマンのときも懸念してたことだけど、2時間で処理できる内容ではないのではないか。いやウルトラマンはよくできてたと思う。そうすると、ライダーにはスペクタクルが足りてないというのがこの感想の原因だろうか。スペクタクルの使い方合ってるかどうか分らんけど。結局のところ人間が相手だと話がこじんまりしてしまうのが思案のしどころさんか。いやどうなんだろう。テーマ、メッセージにもよるか。前2作とちがって今作は大きな脅威に一丸となって立ち向かうというというものではないのでスケールの大きな話にはなりにくい。いや仮面ライダー第0号による人類補完計画は十分スケール大きいんだけど、そのスケールが伝わらないというのはある。それはたぶん意図的というかいらんから描いてないのだと思うけど。それは本作のテーマが「他者との関係の中に幸福は（あるいは不幸も）あるよ・関係の中で生きようね」というもので、それは脅威の大きさにあんま関係ないからと考えられる。テーマがそうだったとして、それをメッセージにするには尺が足りてなかったというか演出が足りてなかったというか。いやそうでもないんかな。なんだろうな。頭では分かるけど心で分かる感じがないというか。個人の感想です。
　あと細かいところだと本郷とヒロインのカツレツが気になったかな。演技はああいう指導なんだろうけど。ちなみに入場者特典はその二人だったけど、これ固定なんですかね？　それとサソリのくだりは必要だったのかどうなのか。我々の開発した対オーグ弾頭の試作品だみたいな一言で片付いたのではないかと。あれによって本郷すら簡単に始末されうる状況ができたというのは結構大きいと思ったんだけど、とくにその後の展開に影響があったのかなかったのか。今回赤坂さんはなんと立花のおやっさんに転生してて笑った。あとロボット刑事Kはなんだったの。趣味か。
　特撮シン3作だとゴジラ≧ウルトラマン＞ライダーって感じだった。