2020/05/25 晴れ

 きょうは「怒らない脳」を読了した。茂木健一郎の著。こういうドストレートな自己啓発本はあんま好きではないというか読むのに抵抗があるのだが、この一年しょうもない悪意やらキレ散らかしてる人間を見て、また己も振り返りして、手に取った。内容としては、怒りは脳の自動機能みたいなもので強力に他の意識を押しやるので、それに流されないように脳を使おう、みたいな感じだった。怒りを突き放して見る、と捉えると瞑想的やな。具体的で実践もしやすい怒りへの対処法も紹介されていた。最後に21世紀の若者にえらい期待したようなことが書かれていたけど、なんかそのへんはどうなんかなぁと思った。旧態依然の社会システムに声を上げず従っているように見える若者たちは雌伏のうちにいる。自分たちが社会を動かす時代の到来を見据えている。著者曰く、そういうことらしい。なんか、そういう人もいるんだろうけど、大半は単に適応しているだけなのではないかと思うんだけど。どうなんだろうね。

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