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ぼっち在宅介護 春夏秋冬と高齢者の体調変化

またちょっと長いです。
スミマセン。

今朝、金木犀が香っていなければ、私の今日はかなり冴えない日だったと思います。

週末ぐらいから、父の咽せがひどくなり、一口ごとに咽せて食事がままならないでいました。顔や首をマッサージしながらやり過ごしていたんですが。誤嚥が、一口ごと都度つどになり、口に入れては吸引をするという風になり、父も私も食事の時間が楽しくなくなってしまいました。

ま、普通なら?
「ごはんはもういい…」
と気落ちされるのが、ご高齢の体力の落ちている方にはあるかもですが…

父の場合は、欲しがるので、食事をあげます。
が、咽せるので、吸引チューブを口に入れると嫌がる…という、イライラMAXな態度になるので、こっちのメンタルがやられてきます。


先週、体調が良かった際に、
「なぜ?吸引をいやがるのか?」を聞いてみたところ…

「あれは普通やない」
と、父はいいました。

ま、通訳すると…

あんなものは病院でするものであって、家ではあまりしないことだろう。普通じゃ、できないこと。喉に詰まったら詰まったで、誤嚥で肺炎になったら肺炎で死ねばいいのだ。

と言うような意味でして、
ま、父のカッコつけな部分満開のセリフです。

「そんなカッコつけてもねぇ。肺炎ってかなりしんどいらしいよ。ここまで生きて来れて、まだ食べれるのに、来るしい顔して死ぬ必要ないんじゃない?好きなもの食べて大笑いしながら死になさいよ」
と言ってやったら、黙って聞いていました😆


そう、父は、
知らないという強みと
知らないからのビビりが共存していて…
➕好みがハッキリしていて、
できれば嫌なことはしたくないけれど…
信頼筋が提案する範疇で、
嫌なことを頑張らないともっと嫌なことや痛いことが待ってるとわかると従うと言う傾向があります。
信用筋は、主治医と介護チームと私と近所のイトコと言った所です。ハイ。


ま、そんなこんななんで、
吸引を頑張れる週、
頑張りたくない週、
しんど過ぎて吸引されてても抵抗もできない週
などがあります。


一貫して皆が驚くことは、
寝たきりで、大きく体を動かしていないのに、水分と食事が変わらず摂れること、摂りたいと言うことです。それは、まだ生きたい、頑張りたいと言うことと思うわけで…

すると、吸引をしないと言う判断はなかなか難しいので…
「困らせんなよぉ」とこちらは思うのですが…
彼にも日毎に体調と気分があるから仕方ないですね。



で、ま、その…
週で頑張れる頑張れない単位が、
秋になり、日単位に変わってきたようにおもいます。

現在、昼夜逆転中なので、夜一人で起きているのですが、起きていると、喉の痰などの違和感、誤嚥による咽せなどから、よく咳込むのですが、ここ2日ほど気になるようでずっと咳をします。

その度に、見守りカメラで咳の状態や呼吸を確認し、苦しそうであれば飛んでいくわけで、こちらの睡眠も質が下がり、お互いちょっと不快な日々です。


父にイライラがありますと、呼吸が浅くなりますし。秋の乾燥で口の中もねばつきます。
すると、口内が乾燥し、筋肉類がしなやかに動きにくくなり、咽せやすく、誤嚥しやすくなってしまいます。すると、吸引されるわけで…
イライラ…


逆にいい感じの日は、喉の手前に粘りけがあるうちに、浅い吸引を受けてくれたり、口腔ケアティシューで拭かせてくれるので、嚥下もうまいし、呼吸も安定しますので、首や喉を中心に体全体にも力が入り過ぎず、咽せたり苦しく感じることがぐっと減り、よく眠れます。



そう言う周期が、春夏秋冬の季節ごとだったのが、

2か月毎、月毎、隔週、週ごと、日毎…

と、コロコロ変わるようになってきた感じがします。


そうなりますと、こちらとしては、
中長期のスケジュールや傾向と対策が立てにくいので…
日毎の介護サービスがつつがなくすぎるのか?と、気を遣いますし、夜な夜な起こされて、互いにピリピリモードになるわけです。

この土日の夜は、あまりに咳込む父の声に、私が都度反応するのを主人が見ていて
「これはお疲れやな」と言ってくれました。
そうなんだヨォ。わかってくれるだけで気分がマシになります。


ま、そんな感じで…
なんとかは秋の空くらい、父の体調が不安定なので、ちょっと私の気持ちが疲れておりました。


だから、今日は金木犀に癒されてしまいました。

秋空に金木犀

今までの人生で一番いい金木犀の風香でした。

芳香剤とかが苦手な私は
「こんなにいい香りだったっけ?」
とか思ってしまうくらいいい香りでした。



マユミの木も赤くなりました。

真っ赤がかわいい

あー、リースにしたらかわいいだろうなぁと思いつつ、全く時間が取れません…


玄関も生花が飾られないまま、日が過ぎていきます。
父の体調が良かれ悪かれ、父の部屋の冬支度もガツンとやる予定です。


どうか、父の体の小さな春夏秋冬がぐるぐるっと回って、一時的にでもいろいろがうまくつながりますように。

愚痴と高齢者の最近と秋のお花の話でした。

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