ぼっち在宅介護 全部悪いのは更年期のせい
雑記中の雑記です。
在宅介護がはじまって、半年ほどは駆け抜けれたけれど、気づくと12キロ痩せていました…普通に中肉中背だと思うので、その時の痩せっぷりは、主人はひいてました。
慣れない介護とかいろいろな手続き、日常の暮らしの補助に、認知症とそうじゃない人の間にハマり、しかも家族もトラブルがちで…もうクタクタヘロヘロでした。
高齢者たちには食事を作るけれど、
私自身は、なぜか、ココアと唐揚げとピザとチーズケーキしか食べれませんでした。
でも、倒れませんでした(苦笑)
ただ、だんだん正座がつらくなってきまして。
次は肘が痛い…激痛。
一年経つと、手指の第一関節が死ぬほど痛くなってきまして、父の体位変換の際、指の痛みがたまらなく、涙がこぼれそうになったりしました。
そう。更年期障害がはじまっていたんです。
が、あまりに大変な日常に、自覚症状が追いついてませんでした。とにかく、疲れやすいし、眠いし、痛い…眠りも浅く、イライラし通しで。今思えば、認知症の母にもキツく当たっていた気がします。
手指の第一関節の痛みはヘバーデン結節でした。更年期症状の一端です。
特に痛い小指はすでに変形がはじまっていて、関節が何に当たると悲鳴をあげそうになっていました。
いろいろ調べて何ヶ月後かに更年期とわかり、婦人科へ相談にいきまして、ホルモン補充療法を試してみることにしました。
私の場合は、子宮がすでにないのでリスクが低いということで。
これが効きました〜!ほんとに、元通りとはいいませんが、体が動く!気持ちが晴れる!
関節が痛くない!正座ができるー!
更年期とわかったことで楽になったのか?
ホルモン補充療法が効いたのかはわかりませんが、朝が起きれるようになり、何より気分が随分楽になりました。
それから、うまくいかない時、しんどい時は
「あ、更年期だからしかたないよねー」とヘルパーさんたちと話すことにしたんです。
小さなミスもウッカリも、眠いのも、関節が痛いのも、気持ちが塞ぐのも、振り向いたら何をしてたか忘れるのも、
「全部、更年期のせいにしよう!」とヘルパーさんたちと決めました。
ヘルパーさんの主要メンバーは、みな同世代なんです。
朝寝坊しかけて、ジャージで飛び出ても全然構わないし、「あるある!」って感じで受け止めてくれますし、こちらも話を聞きます。
しんどい時は、父のケアをしながら、ヘルパーさんと愚痴大会です。
父は、女性にとって大変な時期なんだーということを私たちの会話を聞かされて、知ったと思います(笑)
母がなかなか体を起こせなかった時期、塞ぎ込む時期の理由を今私たちから学んでると思います。
内心は、「とんでもない話をしやがる!」と思っていることでしょう。
でも、介護される側が介護する側のしんどさが知っておく、理解できるにこしたことはないですよ。
辛い日、しんどい日は、
「あかん、今日はちょっとしんどいわ。今からちょっと昼寝しよう!横になってくる」と、父を放置します。
父も同じ時間、寝ていたり、1人でテレビを見て待っててくれます。
理由もわからず私が居ないのは不安で荒れますが、理由がわかっていたらちゃんと待っててくれます。
ウッカリ声がけし損ねて、寝落ちてしまうこともありますが、
「ごめん!しんどかった。寝てしもてた!」の一言で、もう諦めていただきます。
私自身も、「しまったー」とか「できんかった〜」とか、いちいち引きずらないことにしました。そしたら、ほんまに引きずらなくなってきました。
振り向けば、もう忘れてしまう…(笑)
まさに、脳障害です。
これも更年期症状らしいのです。
だから、全部、更年期のせいにさせてもらっています。
主人にも、更年期とわかって、テレビの特集やらを一緒に見てもらい、理解してもらいました。「男性にもあるんねんでー」と話していたら、ちょっとそんな傾向も出てきました。
夫婦でうまくいかない日も、全部、更年期のせいにします。仲違いしそうなら、それも更年期のせいってことで、笑い飛ばす習慣をつけました。
更年期、大変なんですよ。
男性の理解、めっちゃ大事やと思います。
その代わり、ちゃんと女性も語らないと伝わりません。伝えましょう。聞かせてしまいましょう。
そんなこんなで、今、全部、更年期さんのせいにさせてもうてます。
ありがとう、更年期さん。
ちなみに、
ヘバーデン結節には、指ヨガが効きますよ☝️
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