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ぼっち在宅介護 専門家じゃない強み

父の血液検査の結果が出てきました。ま、なりに、いろいろ機能不全の方向にはむかっていってます。

主治医の先生は、
私の気持ちを汲んでか…
数値が物語っているからか…
いつもよりは残念目にかな?コメントしてくださっていました。

「まー、数値は下がってきてるねぇ」
と主治医。

「そうですよねー。ま、仕方ないですよね。とは言え、まぁ、上出来ちゃいますか?」

「いや、それはそう思うよ。すごい。いいバランスで管理されてると思う」

「そうですよね。なら、いいです。まぁ、私にしたら、この労力からすると、まだデータ収集的に割が合わないので、あと、5.6年は頑張れ!っては思うので、本人に言ってますけど😆」

「…(苦笑)」


介護する側をおもいやってか?
介護される側の体力をおもいやってか?
は、わからないけれど…

先生は、作り笑顔でもなく、真面目すぎる顔でもなく、悲しげでもない顔で、

「うん、すごいよ」

と言われました。



その顔が何を指してるかはわかりません。
聞いたところで、先生も何をどう言えば良いかはわからんのと思います。

きっと、この数値で亡くなる人もいるし、もっと悪くても息のある人もいる…という領域なんではないかなーっと感じたので、私も聞きはしませんでした。

いろんな覚悟は当の最初にしましたし。
したところで、やっぱり、言葉や態度では表現しきれない何かがやってくるかもしれないし。
それは、もう突然かもしれないし、いやいやまだまだかもしれませんからねー。


あと何日と数えながら世話するほど心が痩せることはないと思いますから。
悪い数値は、前回の検査、いやその前の検査から悪かったのだから、今更気にしても仕方ないのです。🐸


そうそう、昨日の胸部が動く動画を見ていただきました。
嚥下リハで呼吸筋を鍛えよう!という話になり、肋骨周りをほぐしてもらった報告をしたんです。

「え?そんなに効果あるん?あれ。ほんまや。」

「全然動いてなかったんですよねー」

「うーん、そうなんやー」

先生には、動いてない時と動いてる時の違いはわからないようで…立ち会ってないから。
なんなら、リハについても見てないし。
私の欲目じゃないかと、目を凝らして見てくれました。

先生には日常はわかりえないのです。
縁側で腕を上げ下げしている動画で感動してくれるくらい、わからないのです。


要は、病院に入院体制があったとしても、ずっと横で見ているわけにはいかないわけで、結果が伴ったかどうかは、本人と直接関わった人だけが実感する特権であり、先生たちは報告されるのみで、幾分かいい顔色になっている利用者を見て、「よかったぁ」とほっとするくらいしかできないということなんでしょう。


そんな先生だから、いろいろチャレンジすることも止めないし、「嫌なことはしなくてもいいよ」という言葉をくれるから、父はいつまで自由なのです。

で。
その先生が最近、あちこちの在宅医療の際に、「嚥下のリハいれてみませんか?」とアドバイスをしているとウワサで聞きました☺️

「僕ね、あんまり興味が持てなかったというか、気のもんかなぁみたいなところもあったんやけど、Fさん見てたら、まんざらでもないなぁー!って思ってきてね。言語聴覚士さん、フル活躍してもらおうよ!とおもてね」

と、言われてたそうです😆



確かに、目撃できない専門家にしたら、数値が全て、結果が全て。あとは、報告によるところになるだけ…
でも、在宅で、本人や家族が前向きな気分で過ごせるならば、薬や治療よりも使える武器かも⁇という推測がウチの父の経過と結果からたったのかもしれません。


専門家だから、無意味と感じてしまうかも。

専門家だから、可能性があるかもしれない!と思えるかも。


でも、逆に、

無知識だから、私と父は何でもかんでもやってみていけているかも。

これは、知らないという強さだと思います。


今日もリハビリの先生が来てくれています。

暑い中、車だからとは言え、ありがたい。。。

毎日少し。
毎週少し。
これが、どれだけ緩やかな低下にしてくれていることか…

急激な低下ではなく、
緩やかに低下していくということが、
父には大事みたいです。
自分でガッツリ受け入れていくということのようです。



血液検査の結果は、、、

下方振れしてはいるけれど…
令和三年👉令和四年
よりも
令和四年👉令和五年
の方が、
緩やかに見てとれます。
欲目かなぁ…


人っていろんな最後があると思うのですが…

ある日突然な方もいます。
椿の花がさっと落ち、
地に花を添えるような人。

本当に、ゆっくりゆっくりな方もいます。
花が萎れて枯れて、
花の形のまま、
気づいたら枯れたまますくっと立ってる様のような人。


本人のキャラクターがあって、
その方自身いろんな受け入れ方があるんだと思います。

で、その人その人にあう形を神様が与えてくださるのかなぁって思ったりします。



父の寿命も、ほーんと、誰も知らないしなぁ。
本人もわかんないし。

本人にやる気があるんだから、
死ぬまでいろいろやってみたらいいんちゃう?
と今日も思います😆


はてさて、外は暑いな…
まだ水やりには暑すぎるかな…


こんな夏は、誰でもヒヤッとしますよね。

トマトも何故か、手前の一本だけ、お元気ありません。


リハビリ終えた父もぐったり目です。

たくさん疲れて
たくさん休みな。
まず、いい眠りが大事だべ。
おやすみ💤

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