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透析義父日誌1 透析高齢者を介護するって?

そもそも…

透析って、腎機能が低下したら…するかしないか決めなきゃってやつやんね?
透析したら、腎臓の代わりをしてくれて、老廃物を出してくれる。週に3回くらい通院しないといけない。

くらいしか、私に知識はありませんでした。


で、私の父は、しないことを選択しました。
週に3回の通院もさることながら、農業は厳しいと言われたからです。
「しないと死んじゃいますよ」と大きな病院で言われましたけれど、
「それならそれでいい。いつ死んでもいい。自分が持ち合わせたものでやるだけだ」父はそんな風でしたから…
透析に関わる家族の負担とかは考えずに、私は介護できたわけです。


が、義父は違いました。
まず、透析手術を受けるか受けないかを問われた時、コロナ禍1人暮らしだったので。家族の誰にも相談をせずに、医師と相談し決意。
「手術する」と事後報告でした。
義父は、腎不全だけでなく心不全もあったため、私の父より深刻な状況にあったんだとは思います。(ウチの父は心臓が強かったんです)
当時、義母は私たちの近くの施設に入ってくれていて、我々も面会制限されていましたから…義母の施設の面会が解除されたらすぐに行けるように、体調を回復させておきたい気持ちが強かったんです。(今思えば、手術も大事だったかもですが、食事や生活習慣の改善の方も大事だったかも…という思いがあります。)


で、です。
週3回通院を頑張れば、腎不全の患者さんは、長生きできるんだー!くらいに私は考えていました。(無知ですみません🙇‍♀️)

な、くらい単純に物事を考える私ですんで…

父の介護を継続するために作る終の住処計画が、父が他界したためただの移住計画になっていたところに…

義父の入院があり、夫の家族のダウンなどなどがあったので…
「なら、お義父さん、ウチに呼ぼう!週3回の透析ならなんとかやれるんちゃう?」と安易に夫に提案したのでした。

義父にも電話で話してみれば、びっくりするくらい素直に喜んでくれて、良かった良かった🙌という感じだったんですけれど。
実は、その時点の義父の体調の詳細があまり掴めていないままの決断でした💧


それから…
なんとなーく、ご近所さんや友人から透析のご家族をどう介護したか?見送ったかのリサーチをしてみました。

《case1》
80代後半のおばあさま。変わらずお元気で、週3回の透析に通えていて、顔色もよく「幸せだ〜」と今もおっしゃっている。

《case2》
癌を患ってらっしゃって60代後半で亡くなられた男性。以前から透析をされていて、癌告知により在宅治療をチョイス。血液透析だけは、週3回通院し、亡くなる前日まで透析をされていたそう。終末期は介護タクシーで通院。


《case3》
透析治療以外にも持病がおありだった高齢女性。終末期は、安定している時は施設から透析に通い、体調を崩したら透析に特化した系列病院に入院し、最後まで診ていただけた。


とのことで…
透析をしている方は、コンディションは人それぞれで…年齢や持病、体力、免疫力や性格などで大きく違う様子。


透析通院で時間が取られる、家族に迷惑をかけていると苦痛に思う方もいれば…

長生きできて「ありがたい」もう少し家族にご飯を作りたいと思う方もいるよう…


ただ、どの様な方も死ぬまで透析をしないといけなくなるようで。
もう透析はいい🫸とストップをすれば、近い未来にお迎えがくるとのことになるそう。

自分の意思で離脱するということは、すごく重い選択になるし、
また、認知症を併発してしまうと家族がその判断を担うことになるという…

結構、シビアな条件のある医療行為なことを知りました💧



そこへ、義父、救急搬送!
(結局帰宅しましたが…)

先日まで、入院していて退院したばかりやで?
やばくない?と焦りました。


後からわかったことは…

先日の長らくの入院は、
シャントと言って血液透析をする際の出入り口が詰まってしまったので…(老化や持病で血管が硬く細くなり詰まってしまう様)
新しいシャントを付け直してもらう手術でした。

救急搬送は、肺水腫。週3回の透析では水分が抜けづらく、肺に水が溜まり呼吸困難になりました。
この場合、透析を連日行い、水分を少しずつでも出すしかないんだそうです。
ml単位で摂取していい水分を管理するとか…💧


ん?
透析連日?
亡くなる前日まで透析?
呼吸困難で救急搬送?
水分管理に朝晩体重を測るとな?

おいおいおいおい🫳ちょっと待てい!
私らに介護できんの?
心の準備不足じゃねぇのか?
おい、私よ!😡


そっから猛烈に検索学習&周りのお姉様方にリサーチ。
とある病院と施設の名前を教えていただきました。

「あそこはいいで。最後までちゃんとみてくれはるしな。聞いてみたら?」

「そうですね!聞いてみます!」

と、また単純に意気揚々と施設見学をお願いしたわけですが…


そっから、また、新たな問題を知ります。


つづく

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