宵のスケッチ 4/16
ひえたアルミサッシが
よるというくにのふちを囲う
散りつつある桜の花びらの隙間にも
しみて広がる 風と揺れるくに
蛍光灯で慣れた目でその深さを測ろうとすると
深みからやってくる羽虫の
小さいはねにつけた立派な目玉が
盲ているので
(手のひらでつつんで)
あかり一旦消しますか
(入口とびらからは商店街のにおい)
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ひえたアルミサッシが
よるというくにのふちを囲う
散りつつある桜の花びらの隙間にも
しみて広がる 風と揺れるくに
蛍光灯で慣れた目でその深さを測ろうとすると
深みからやってくる羽虫の
小さいはねにつけた立派な目玉が
盲ているので
(手のひらでつつんで)
あかり一旦消しますか
(入口とびらからは商店街のにおい)
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