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「フィンランド、ロシアとの国境検問所を2週間全面閉鎖 亡命希望者の流入増加で」BBC 2023/11/29

【記事の要約】
11月、モロッコやシリアなどから来た約900人の亡命希望者がロシアを経由してフィンランドに到着した。フィンランド政府は、NATOの加盟国になったことへ報復として、ロシアが亡命者を検問所へ誘導していると非難。また、越境した移民が戻るのを防ぐためにロシアの国境検問所は閉鎖されている。この状況を受け、フィンランドは唯一開放されていた最北端の国境検問所を30日から2週間閉鎖する。

【私の考え】
2013年の論文で、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は、非軍事的手段と軍事的手段との比率は4対1であり、戦争は平時とも有事ともつかない状態で進むと述べている。亡命者の誘導は広義の戦争にあたり、その対応として国境を閉鎖することは適切だ。フィンランドが受入れを拒む姿勢を見せ、国内から人権保護の声が上がることもロシアの短期的な狙いの一つだろう。


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