クリニカルラダー キャリアラダー導入の問題点

さて、看護部を主体として、病院、施設等にて、クリニカルラダーなどが導入されています。臨床実践能力を、5段階程度に分類し、自分が今、どのレベルにいるのか、そして、次にどのレベルを目指すのか。
場合によっては、その等級で、給与に連動させる制度にしている部分もあります。
 当院のリハビリテーション部にも導入の話があり、それに対しては、私を含めて多くの人が反対している現状があります。理由は、
時間がかかる、客観的評価が難しい、などがあります。一方で、その導入の意義に関しては、組織の理念、求めているものを示し、それに合わせた、人材の育成を求めている点は評価出来る部分だとも、偉そうにも思えます。逆に言うと、理念がしっかり伝わらず、評価バッテリーのみが先行すれば、受け入れがたくなってしまうだろう、と、思うところです。
 まずは、組織として、どういう理念を持っているのかいまが
どうで、具体的に何年後、どうなっているのを目標としているのか、
嘘でなく、そこが通じるものであることが必要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?