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“2024年は世界へ出る”、CXOが見据えるNOT A HOTELの海外挑戦

NOT A HOTEL創業期からCXO(Chief Experience Officer)としてソフトウェア開発を統括してきた井上雅意(いのうえ がい)。次なる挑戦として見据えるのが「海外」だ。

NOT A HOTELの黎明期から現在に至る道のりと、リリース後に得た手応えを回顧しつつ、ミッション「すべての人にNOT A HOTEL」を達成するための、次なる大きな一手「海外販売」の構想を聞いていく。2024年、「常識を超えた」ではなく「常識を超え続ける」にこだわるNOT A HOTELの新しいチャレンジが幕をあける。

♦️ NOT A HOTEL SPECIAL CAREERS PAGE

“やり切る”メンバーが集い、仮説に仮説を重ねてつくり上げたNOT A HOTEL


ーまずはCXOとしてNOT A HOTELに参画してからの日々を振り返ってもらえますか。

井上:NOT A HOTELの新しいビジネスモデルが理解されるか、買っていただけるのか、不安な部分もあったのですが、思った以上に世の中に受け入れられた手応えがあります。ただ正直なところ、これまでの道のりはかなり険しいものでした。NOT A HOTELを構成する要素はゼロイチでつくり上げていかなくてはなりません。最終的にはなんとか一つのプロダクトにまとめ上げ、無事にお客さまに提供することができましたが、今でも道半ばです。

ー正解のないプロダクトづくりにあたり、なぜ障壁を乗り越えられたと?

井上:「“やり切る人”を集めたから」に尽きると思います。ミッションとビジョンを信じるあらゆる職種のメンバーが集い、一つのプロダクトづくりをやり切ったから、乗り越えられたんじゃなかなと。ただ、プロダクトのローンチはあくまでもスタート地点。拠点数も増えてきましたし、今年は自分がリードして海外販売にも挑戦していこうと考えています。

ー「CXO」の井上さんが海外販売をリードする?

井上:まあ「CXO」とかはあまり関係ありませんから(笑)。これは濵渦さん(NOT A HOTEL CEO)もよく言うことですが「一番熱意がある人が、やればいい」ってだけなので。最終的に完遂できるかは「熱があるかどうか」が大きい。創業期のNOT A HOTELは「建築もホテルも不動産も知りません」みたいな人たちの集まりでもあるので、肩書や役職はそれほど重要ではないかなと思っています。

井上 雅意:執行役員 CXO。慶應義塾大学卒。ヤフー株式会社にてサービスのスマートフォンアプリ化に従事。2018年より株式会社メルカリのCXOとしてデザインを統括、2020年10月NOT A HOTELに参画。

海外のお客さまのペインを最小化する仕組みづくり


ー海外販売は、今後のNOT A HOTELの大きな柱になりえますか。

井上:海外販売も「すべての人にNOT A HOTELを」というミッションを達成するためのHOWに過ぎません。もちろん海外の方に日本の不動産を買ってもらうのは容易ではない。普通であれば、生まれた国や暮らしている国で土地を購入するのが自然ですよね。だからこそ、それを覆して「これだったら日本の不動産を買いたい」と思わせるくらいの、飛び抜けたプロダクトである必要があります。

ーまずは日本を盤石に整えてから海外進出、といったステップが一般的ですが、開業間もない今から海外に?

井上: NOT A HOTELはNFTにしろ DAOにせよ、 「今だ」と思ったらとにかくやる会社。「そんなの無理だよ」と言われてもトライして乗り越えるんです。お客さまに不利益になりかねない法的な部分は守りつつも、スタートアップとしてのスピード感を何より重視しています。

ー海外販売を始めてから構想している事業ステップについても伺えますか。

井上:日本とまったく同じ売り方では難しいと思っています。日本人と外国人ではNOT A HOTELの予約の仕方や滞在期間といった、旅行の前提が変わってきます。あと、日本の不動産や法律に明るくない人がほとんどのはずなので、購入時の面倒な手続きを含めてサポートする体制が必要でしょう。まずはそうしたペインを最小化する仕組みを整えたいと考えていますね。

海外販売は「すべての人にNOT A HOTEL」を達成する、次なる一手


ー近年、日本のサービスやプロダクトの海外進出は苦戦している印象があります。どこに勝機を見出していますか。

井上:個人的にはデザインや建築領域で日本ならではの強みを発揮することで、可能性は拓かれると考えています。日本ならではの“侘び寂び”的な要素を含めたデザインが海外で一定の人気を得ている現状だってある。ニッチだとは思いつつ、刺さる人には圧倒的に刺さる。ここがポイントになってくるんじゃないかと。

ー特定の国・地域にセグメントはする?

井上:まずはUSが中心になると思います。日本のNOT A HOTELを海外のお客さまに広げ、届けていく過程でネットワークができたり、認知が広がれば、海外を舞台にNOT A HOTELをつくることも視野に入っていくはずです。

ーでは最後に、2024年の“超えていきたい常識”は?

井上:“販売の常識を超える”ですかね。「すべての人にNOT A HOTELを」というミッションを達成するために、具体的な施策が2つあります。まずはDAO。NFT以上に、多くの人にNOT A HOTELを所有してもらえる可能性を秘めているプロジェクトです。そしてもう一つが今話した海外販売。ミッションを達成するため重要な一手になることは間違いありません。「本当にできるの?無理じゃない?」と言われることもあるかもしれませんが、常識を超え続けてきたのがNOT A HOTEL。未来の当たり前をつくっていくので、期待してください。

採用情報


現在、NOT A HOTELでは全方位で採用強化中です。カジュアル面談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

STAFFTEXT:Ryoh Hasegawa
EDIT/PHOTO:Ryo Saimaru


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