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友達は「なってもらう」ものじゃない

中学時代、私はオタクだった。
いつもつるんでる友達も、今でいう「陰キャオタク」だった。
私は彼女たちとのオタク話が楽しくて仲良くしていた、そんなある日。

いわゆる「スクールカースト上位女子様」から声をかけられた。
「なんで○○さんたちなんかと話してるの? 私たちが友達になって『あげる』からさー」

はぁ? である。
私は楽しいからその子たちと話しているだけだ。決して「友達がいなくてかわいそうな子」と話しているわけではない。そんな友達を「なんか」呼ばわりされるのは心外でしかない。そして友達になって「あげる」とは何事か。明らかにそいつは私をバカにしていて、自分に従う下っ端がほしかっただけだろう。それは当然断る。
「あー、○○さんたちと話してるの楽しいからさ」
翌日から私はクラス全員、その○○さんたちも含めて、に無視されるようになった。もっとも、放課後になれば部活など居場所があったので何も困らなかったが。ただ体育や理科の実験などの時は不便だった。
ちなみにその○○さんたちとは学年が上がりスクールカースト上位女子様たちとクラスが離れたら前のように話せるようになった。結局いじめが怖かったんだろう。
「あの子と話したら無視するからね」
なんて中学生女子の世界ではあるあるだからだ。

さて。そんなスクールカースト上位女子様たちは今頃どうしているんだろうね。さぞかし幸せな生活をしているんだろう。えてしていじめはした方は順風満帆に生活し、された方は一生ゴミのように扱われるものだから。
まあこれで調子に乗り過ぎて借金まみれになり、闇金にでも手を出していたらお気の毒様、なんだけど。そんなことはないだろうな。残念。おっと本音が。

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