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母校の神戸大学が炎上したので率直な気持ちを書く。

察しがついていた方もいるかと思うが、僕の出身大学は神戸大学である。

一平ちゃんの騒動でかき消された感があるが、ついこの前、我が校のバドミントンサークル「BADBOYS」が不適切な写真および動画を投稿して炎上した。

これを受け、僕は別にこのサークルに所属していたわけではないが、後輩が悪いことをしたという申し訳なさ、恥ずかしさと、「神戸大学」という主語での非難に対する心苦しさ、悔しさと、これみよがしに神戸大学をバカにしてくるネット民に対する怒りで感情がぐちゃぐちゃになった。

今日は気持ちを落ち着けるために、それぞれの感情を紐解いていきたい。


まずは、申し訳なさと恥ずかしさだ。
これは言うまでもない。
彼らのやったことは大学生のノリの一線を超えているし、周りに迷惑をかけている時点で良くない。
社会経験が乏しいとはいえ、大人であればそれくらいの分別はつくはずだ。
今回の事態は本当に鼻が白くなる。

とはいえ、彼らの肩を持つわけではないが、大学生の若さとサークル合宿という閉鎖的な環境が合わされば、つい羽目を外してしまうこともあるだろう。
それほど集団浅慮は恐ろしい。
器物損壊まではいかなくとも、他者に迷惑をかけたことがあるという人も多いのではないか。

なのにここまで事が大きくなってしまったのは、それをあたかも大学生活を楽しんでいる証左・勲章のように扱い、SNSに投稿してしまったからだろう。

これは大学生の本懐は勉強派の方々や、アンチ大学デビューの人たちにとって格好の餌食となった。

百歩譲って羽目を外したのは分かるとしても、そのことをSNSで投稿をするべきかどうかなんて少し考えれば分かりそうなものなのに、ありえない選択をしてしまったのは、本当に謎が深まるばかりだ。
大学の名が廃れてもしょうがないとも言える。


続いて、悔しさについてだが、
先述の通り、「神戸大学」という主語で非難されることが非常に悔しい。

当たり前だが、神戸大学出身の偉大な研究者や経営者はたくさんいるし、これからも多数輩出されるだろう。
その文字通り末席を汚した彼らは本当に罪深い。

僕はそれなりに神戸大学出身ということに誇りを持っているし、全神大生にも誇りを持ってほしいと思っている。
大学時代にも、僕はサークル活動を通じてそういう活動をしてきた。
神大生であることを自慢できるような素晴らしい大学にするために、米粒一つ分くらいは役に立てたと思っている。

なのに、今回の事態である。
僕の大学時代の活動など、彼らの1投稿で水の泡になってしまうのだ。
これほど悔しいことはない。


そして、非難してくるネット民への怒りだ。

ここまでの文脈で察してほしいが、非難してくる人全てに怒りを感じているわけではない。
僕が怒りを感じているのは、これみよがしに「神戸大学は京大と阪大に入れなかった落ちこぼれのいくところ」だの、「神戸大学はすべてが中途半端」など、分かったような口で心無い非難をしてくる部外者に対してだ。

本当に程度の知れる非難である。
こういうのは気にしてはいけないと分かっていつつ、目に入ってきたら腹が立つのはどうしようもない。
無害だと分かっていても不快なゴキブリみたいなものだ。


というわけで、今の率直な気持ちを書いてみた。
取り止めのない文章だったかもしれないが、言いたかったことはつまり、
神戸大学はいい大学なので、彼らのことは嫌いになっても神戸大学のことは嫌いにならないでください。

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