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【映画日記】またしてもタイムがループするヤツだった 映画『ミッション:8ミニッツ』

2024年7月8日

久々(6月21日以来)に映画を観る。そしてしばらく見たところで気づく。

またしてもタイムがループするヤツやん!

苦手と言いつつなぜか選んでしまうタイムループもの。まさかそういうループにハマっているのか……。

映画『ミッション:8ミニッツ』

(C)2011 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.

シカゴ行きの列車が爆破され乗客は全員死亡。その乗客であったスティーヴン大尉は暗闇で目を覚ましたが、再び爆破8分前の列車へ。

スティーヴンは軍が開発中の"包囲された城"と呼ばれるプログラム装置によって死亡した乗客の脳に残っていた記憶と同期していた。目的は6時間後に起こる次の爆破テロの防止であり、爆破の犯人を特定することと知らされる。

混乱のまま何度も爆破8分前の列車に送りこまれるスティーヴンは爆破物を発見し犯人の特定に成功する。がー。



ちょっと前に、こちらもタイムがループするヤツと知らずに見た映画『パーム・スプリングス』。

『パーム・ 』が目的のない惰性のタイムループなのに対し、この『ミッション 』は目的のあるタイムループ。しかも「多くの人々の命を救う」というこのうえない崇高な使命を帯びたタイムループ。「あの日、あのときこうしていればー」を叶える、これぞ王道のタイムループ!です。

です!って、リキいれてみたけれどタイムがループする話って知らなかった。短尺でよさげなキャストというだけで見始めてしまった。

が、タイムがループする話ってのを知らなかったのは私だけじゃない。主人公のスティーヴンも自分がどうなってるのかイマイチよくわかっていなかった。

わからないままに列車内に仕掛けられた爆発物を発見し犯人を突き止めようと何度も何度もループする、というかさせられる。
 
スティーヴンがなぜその任務を負っているのか、どういう仕組みなのか、ちょっと怪しげな司令部とのやり取りから少しずつ背景が見えてくる。

何度も8分前の列車に送り込まれるスティーヴンは次に起こることを学習し対処する。爆破前に列車から降りたら少なくとも目の前のこの女性を助けることはできるんじゃないかー、

そうそう、私もそう思ったよ!
がー、(この先はネタバレ禁で)

何度もタイムループし使命を果たそうとするスティーヴンにイヤでも肩入れしてしまう。ただでさえ目が血走り気味のジェイク・ギレンホールがこれでもかっ!ってくらい緊張感を盛り立てる。

列車で乗り合わせる女性(スティーヴンが記憶を同期する男性の恋人)は、いつもそつなく美しいミシェル・モナハン。これまたいつもどおりの美しさ。そしてグッドウィン司令官のヴェラ・ファーミガのクールなビューティーが極まってる。

いくらでも捻りようのあるタイムループものだけど、これはかなりシンプル。「量子力学」とか「相対性理論」とか出てくると脳がフリーズしてしまう私でも存分に楽しめた1本でした。

映画『ミッション: 8ミニッツ』原題: Source Code
2011年/93分/アメリカ
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演: ジェイク・ジレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライトほか


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