プライド高子

ふと「プライドが高いってどういうことだろう」と考えた。
結局、それは私のことだなとなった。
自分のプライドの高さを思い知った。

 自分の才能や個性、また、業績などに自信を持ち、他の人によって、自分の優越性・能力が正当に評価されることを求める気持。また、そのために品位ある態度をくずすまいとすること。誇り。自尊心。自負心。矜持(きょうじ)。
コトバンク

品位を落とさないように、評価を落とさないようにして生きている。よく見られるように、どうにか本性を包み隠している。できないことがある自分はいない。見栄を張る。それで困ることはいっぱいあるんだけど、どうしても「弱みを握られたくない」という想いが強い。
そのプライドの高さ(と無用な気遣い)ゆえに人に悩みを相談するのが苦手。弱みを握られたくなくて、相手に迷惑をかけたくない。

私ができることを、上回らないで欲しい。
私より年下が作家デビューしてると、正直ムカつく。「なんで私より上手いんだ、先にデビューするんだ」ともやもやが渦巻く。その作家の作品を避けて通ることもある。客観的に見直せば、自分の作品なんて自費出版で2冊売れたらいい程度なんだからデビューなんて無理なんだけど。

こんなプライドの高い自分のことは嫌い。なんでそんなに可愛くない性格してんの? って言いたい。
今まで「弱者」のように扱われる感覚が強かったからなのだろうか。私のプライドの強さは、人間から見たアリクイの威嚇と同じ。弱くて可愛い存在が、なんか立ち上がってちょっとこっちを拒むみたいな顔してる、くらいのもの。私は、本当は弱くて小さい。強くなりたいんだけど。

プライドを高くするんじゃなくて、もうちょっとなんかできないかな。自分が強くなるための方法。それこそが、法律とかなんだろうか。使い倒されて、笑われるだけじゃない存在になるためには。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?