DAISOの500円Bluetoothイヤホン
買ってみました。
結論から言うと、悪くないです(実用1日目)。
1.外観
まずはパッケージ。これは大事な情報です。某大物YouTuberも説明を欠かさない最優先事項。
裏。
相変わらずLot Noが載っている豪華仕様。もしかするとこういうところにロット番号を見せるのは良くないのかもしれませんが、返品交渉をするわけもないので関係ないでしょう。
開封します。
もちろん開封直後の写真も上げます。
ここで分かってしまった方も少なくないでしょうが、充電端子はMicro Bです。まぁ500円にType-Cを望む非常識野郎はいないとは思いますが。
説明書も激写しました。ご照覧あれ。
活字中毒の方は舐めるように読むといいと思います。
内容としてはそこら辺のものと変わりません。読まなくても操作できます。
ではトレーから出した写真です。
もうお気づきかもしれませんが、現在私は写真の取捨選択をしておりません。そんな脳みその余裕がないのです。
トレーに入っていた時の配線のせいで、R側のコードが曲がりすぎています。正直これで断線してたらどうしようかと思っていました。
操作部のズームアップです。
+が音量アップと曲送り、ーが音量ダウンと曲戻し、真ん中のが電源と再生停止です。
説明書に書いてあるから必要なかったですね。
お、これは充電端子。
あーーー。
この端子がヘタるのが先か、イヤホン機能がぶっ壊れるのが先か。
最低品質のチキンレース開幕です。
そしてこれは誰も興味がないメッシュ部分。
きれいですね。
2.使用
聞いてみましょう、音楽を。
比較対象はこのイヤホン。有線、300円。
音質:amazarashi 『未来づくり』
amazarashiにしては珍しくサビが英語になる曲。いや、フィロソフィーとかヒーローとかスピードと摩擦とかもありますが、タイトルにない英語という意味で。
聞いたのはメッセージボトルの光、再考バージョンなので、あまざらし表記が正しいかもしれません。どうでもいいか。
有線300円
あー。いつも通り。100円にはない厚み、遮音性、声と楽器を聞き分けられる音の解像度。
良いですよね、解像度って言葉。もっと使っていきたい。音の解像度。世界の解像度。何が見える?
BT500円
お、あー、うーん。
想像していたよりは悪くないです。てっきり500円のうちの大半を無線機能に食われているかと思っていましたが、そうでもない。
ただやっぱり、音質という点では有線300円には勝てませんね。
これといった特徴はありませんが、メリハリがないというか、コントラストが小さい感じ。
あ、解像度解像度。低いです、比較的に。こんな感じです。
で、有線がこっち。
分かり辛えですね。失礼しました。
分かりやすく言うと200円くらいの音質です。
300円イヤホンを一回り、まんべんなく下回る印象。やっぱり難しいですね。
あ、これは忠告ですが、くれぐれも百均で200円のイヤホンは買わないでください。絶対に。200円未満の音質ですし、何なら100円未満です。
安いイヤホンが買いたければAluminum一択です。
あと、これは無線イヤホンの宿命ですが、常にホワイトノイズが流れます。また、音の小さい曲を聴いていたりすると、「無音→音」のタイミングでクリックノイズが発生します。
ですがまぁ、仕方ないことですね。ノイズが気にならないくらいの大音量で内耳をいじめましょう。
電池持ち
公称では「連続再生時間7時間」とのことですが、実際のところどうなのでしょうか。
使い始めて1日しか経っていませんが、そこまで嘘ではなさそうです。
購入時にバッテリーは80%あったようで、そこから3,4時間程度使用すると40%になっていました。
この表記がどれだけ信用できるか問題はあれど、常に音楽を聴くような生活でもない限り、1日は余裕で持つと思います。
悪くないですね、本当に。
あ、この項目を忘れていました。
マイク
そこそこ使えます。完全ワイヤレスと違い、マイクが口元に近い場所にあるため、それよりは音が拾えている印象です。
ですが通話目的ならもっときちんとしたものを使った方が、そう、200円で売っているヘッドセットなんかがいいと思います。
3.問題
正直音質には期待していなかったんですが、いや、だからこそかもしれませんが、満足できる品質でした。満足と猫足って似てませんか? いえ、すみません。何でもないです。早いとこ床に就きましょう。
それでこのセクションタイトルはですね、音質とか電池持ちとかそういうことではなくて、装着に関することです。
左右判別か、はたまた何も考えていないだけなのか、このイヤホンの操作部はRに近い方にあります。つまり偏っているということです。
操作部にはボタン、マイクのほか、バッテリーも入っています。そうなると重量は嵩み、イヤホンのコードは右側に引っ張られる。
右のハウジングが外れやすいのです。
4.対策
シュア掛け? ショア掛け? みたいな名前の、一旦耳の後ろにコードを回してから装着するという手法があります。
これにより負荷を穴&耳の裏に分散する魂胆です。
確かにこれによって外れにくくはなります。
ですが根本的な解決にはなっていません。
保持力がまだ足りません。
何かないものか……。
5."正解"
その何か、DAISOにありました。しかも100円。
昔はSeriaに置いてあった気がするのですが、近所のSeriaには軒並みなく、二番目に近いDAISOには置いてありました。
時代は変わったということでしょうか。単純に店舗の問題な気もします。
とにかく、これがこのイヤホン抜け落ち問題の救世主になることは間違いありません。
早速装着、の前にパッケージの裏の写真をどうぞ。見たいって聞きました。声、何だろう聞こえている確実に、着実に、俺たちの方に。
はい。
装着するとこうなりました。
これですよ、これ。圧倒的保持力、徹底的添削力。
このアタッチメントを付けてからというもの、耳からの脱落は夢のように消え去りました。
代償として耳の敷地が過密になってしまったという弊害はありますが(最大でマスク、メガネ、イヤーパッドが占有する)、些事です。些事些事。本当かな?
嘘です。結構うっとうしいですが、我慢。堪え性がない乞食は得られる物が、対象群と比較すると、統計的に少なくなるという研究が出てますからね。本当かな?
6.結論
DAISOの500円Bluetoothイヤホン、アリです。
このTwitter構文、無意識に使ってしまいますね。
あ、また。
気、付けます。
従来のDAISO製BTイヤホンは、充電中にバッテリーが過熱するという不具合でリコールもしているそうですが、これは改善された後の、さらに後のモデルのようです。安定性は高いでしょう。スペックの向上もなさそうですし、Stableって感じですかね。知りませんけど。
強いていうなら、CanDoの500円BTイヤホンにある「左右のハウジングが磁力でくっ付く」機能が無いという欠点はありますが、CanDoの方はその機能の代償として「連続通話時間2.5時間」という驚異の数字を引っ提げているので、まあ、DAISOのを買いますよね。
見た目も黒くて、必要以上にはちゃっちくありませんし、DAISOで1000円払うなんて信じられない私としては、このあたりが良い落としどころだと思います。
というわけで、改めて。
DAISOの500円Bluetoothイヤホン、アリです。
あとがき
ちょくちょくイヤーパッドからイヤホンが外れかけるのがうざったくて、ちょっとだけ改造しました。
細い針金でコードを固定しています。
多少の指先痛と引き換えなら十分すぎるくらいの改善が見込めます。
是非。
ここはどこだ