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「向田邦子と昭和の東京」 (読了)


 再び川本三郎さん。昨年の中目黒のトラベラーズファクトリーで開催されたブックフェアで出逢った一冊。 
 全くの後追いですが、ここ何年か向田邦子のエッセイをよく読みます。
 この本は新書。向田邦子の解説本というところでしょうか。新書特有の大事なポイントと思われるところが繰り返し述べられています。
 読んでいる途中で手元にある向田邦子のエッセイをすぐに再読しようと思いました。
 感心したのは向田邦子も澁澤龍彦も「おにぎり」ではなく、「おむすび」と言っていたこと。
 向田邦子はさらに、「味噌汁」ではなく「おみおつけ」だったそうだ。「おむすび」も「おみおつけ」は僕も同じ。東京生まれの東京っ子は皆そうだったはず。そこにちょいと向田邦子に親しみを感じました。

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