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初・秩父 日帰りぶらり旅

現在、参加している「旅×シゴト」をテーマに事業を行っている「SAGOJO」が企画している新しいプロジェクトの視察の手伝いで、埼玉県の秩父に日帰りで行ってきました。長年、東京に住んでいるけれど、実は今回が初めての秩父。近いようで、実は足を運んだことがなかった場所です。

当日、西武鉄道の新型特急「La View」に乗って、西武秩父へ。西武秩父駅で参加者全員と秩父市地域おこし協力隊の山﨑さんの案内で秩父市内を巡りました。

簡単にお互い自己紹介した後、車に乗ってまず向かったのは「音楽寺」。このお寺は「音楽に関する願いを叶えてくれるお寺」ということで新人歌手などがヒットを祈願して訪れるとのことです。また、このお寺は明治時代に起きた「秩父事件」の舞台になったお寺。明治政府のデフレ政策で借金に苦しんだ農民は「困民党」を結成、この寺の梵鐘を鳴らして、決起しました。境内には「秩父困民党無名戦士の墓」が立てられています。

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続いて向かったのは「旅立ちの丘」。卒業式に歌われる「旅立ちの日に」は秩父市内の中学校が発祥。これを記念して市内を一望できる丘にモニュメントが設置されました。モニュメントを登って、展望台に向かうと歌のメロディが流れます。展望台から景色を見渡すと、学生時代の懐かしい思い出が心の中に甦ってくるかもしれません。

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「旅立ちの丘」を後にして。「農家民宿 山宝」でランチ。「蕎麦定食」はボリューム満点。そばは季節限定の秩父グルメ「寒ざらしそば」。そして丼物は「豚みそ」と「わらじかつ」の「あいもり丼」。味はもちろん、お腹いっぱいになること間違いないです。

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昼食の後は秩父鉄道三峰口駅に向かって、「SLパレオエクスプレス」の出発を見た後、白川橋へ。この橋の上流側は日本列島を走るフォッサマグナの端にあたるV字谷の地形、橋の下流側は河岸段丘になっています。下流側にはバンジージャンプ台や「キャニオンスイング」と呼ばれる渓谷特大ブランコがあるスリル満点のアクティビティが楽しめる施設があります。

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続いて、贄川宿へ。かつて宿場町として栄えたこの地には、なんと「かかし」がいっぱい立っています。過疎化に直面したこの地で、地元の人たちが「地域おこし」の一環として手作りで「かかし」を作って、あちこちに立てています。「かかし」は季節に応じて模様替えをしていて、週に一度、地域の人々が集まって、「かかし」の制作を行なっているとのことです。地域の人たちも気さくな人が多く、「地域の営み」を感じることができるスポットです。

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その次に立ち寄ったのが橋立鍾乳洞。この鍾乳洞は竪穴ということで日本でも珍しい鍾乳洞です。秋吉台(山口県)や稲積鍾乳洞(大分県)など行ったことがありますが、「竪穴」を登るといった感じではなかったです。ちょっとした冒険気分も味わえます。洞内は撮影禁止なのが残念なところです。

橋立鍾乳洞に立ち寄った後は芝桜で有名な羊山公園を訪ねて、最後に秩父神社へ。「ユネスコ無形文化財」で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並ぶ「日本三大曳山祭」に数えられる「秩父夜祭」は秩父神社の例大祭。改修が終わった本殿の色とりどりの彫刻が見ものです。

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今回、案内してくれた秩父市地域おこし協力隊の山崎さんの気さくで親切な人柄が日帰り旅をより一層、楽しいものにしてくれました。この日は立ち寄ることができなかったスポットもあります。今まで行ったことがないのが勿体無かったくらい魅力いっぱいの初・秩父でした。



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