うかつに盛岡においでよ2023〜2日め〜
うかつに来てしまってもだいたいどうにかなるコンパクトな町、盛岡にきてみてほしいガイドを兼ねて2日めの行動記録です。
・盛岡駅を起点にして徒歩ですませています。
・数時間〜半日弱で回っています。
・「喫茶店」と「盛岡冷麺」に偏りがあります。(やってみたかった)
1日め分は以下↓
◾️2日めのルート
盛楼閣(盛岡冷麺/焼肉屋)
桜山神社
パルクアベニュー・カワトク(デパート/飴の回転式電動什器)
Cyg(ギャラリー)
羅針盤(コーヒーとケーキ/喫茶店)
ひめくり(ギャラリー)
6jumbopins(Tシャツ屋)
らら・いわて(お土産屋)
(盛岡駅から出発してまた駅へ戻るルート。だいたい4.5キロくらいかな)
■盛岡駅前からスタート
盛岡2日め、6月ということもあり前日は夏のように暑かったのですがこの日は朝から肌寒く、行き交う観光客らしき人達が口々に「寒っっっっっ」と漏らしていました。盛岡はそういうところです。夏でも気を抜くな。暑いときはほんと暑いけど気を抜くとすぐに寒い。
■盛岡冷麺「盛楼閣」
駅の向かいすぐ、GENプラザビルの2階にある「盛楼閣」へ。
平日11時半前でもすでに店前には行列ができている人気焼肉店です。
並ぶ際には店前の順番待ち表に名前と人数を書き込んでおくのですが、その際の裏技(?)として、「盛岡冷麺」のみ食べたい場合はその表に書いてある「焼肉をしない」を選択しましょう。
すると焼肉用ロースターがない席が空いていた場合、そちらに通してもらえるチャンスが優先的に回ってくる仕様になっているんですね。これ初見だとちょっとわからないシステムだと思います。
というか焼肉屋に「焼肉ができない席」がある、というのも独自文化を感じますよね…焼肉屋に来て焼肉をしない文化がここ、盛岡にはある…。
なので、そんなに待たずカウンター席に着席。
早速「盛岡冷麺、別辛」を注文。
いいですか、冷麺は「別辛」が推奨です。(注:個人の見解です)
「盛楼閣」の冷麺には、具として肉、茹で卵、甘酢漬け胡瓜、スイカが載せられています。店員さんが「辛味足りなかったらもっとあるからね。スイカのタネはこのお皿に出してね」ととても丁寧に応対してくれました優しい…。
先日食べた「食道園」冷麺の「具の肉」が干したようなジャーキーぽい形状とするなら、盛楼閣はスライスされた肉片、といった印象です。どちらも甘辛い味付けで引き締まっているので丼に沈めてスープを吸わせ、戻すようにして食べるのがだいすきです。
「辛味」はカクテキのようないちょう切りの大根にキャベツ片。浅漬けではなくしっかり漬けられ発酵しまくった強めの酸味が、甘めに味付けされている全体をところどころ引き締めてくれます。
麺料理にスイカなど果物が載せられていることには違和感があるかもしれませんが、スープのしょっぱさで強まったスイカの甘みがまたいいんですよ…すきです。お店や季節によって梨のときもありますね。
一口ごと、甘い辛いすっぱい、交互にいろいろ食べ進むのがほんとうにたのしい、盛岡冷麺はほんとにすばらしい構成でできていると思うんですよ…毎日たべたい…なんでグローバル展開しないの…。
■パルクアベニュー・カワトク「飴がぐるぐる廻るアレ」
その後きょうもまた開運橋を渡り、市内中央へ。
「菜園通り」から向かい、途中にある地元百貨店「パルクアベニュー・カワトク」へ。いいにくいな、「川徳デパート」でいいや(地元民)。
ここの地下には飴のメリーゴーランドこと、電動式回転什器がいまだ元気にゴウンゴウン回っています。ちゃんと現役で残ってるの、珍しいんじゃないかなと思います。見に来てね。
帰るたびになんとなく安否確認しにいっています。今年も元気だったかおまえ…よかったな…。
ざらっとした砂糖にまぶされたおおきな丸飴、黄色く透明に光るベッコウ飴、包装紙で両びねりされたコーラ味の飴、が懐かしくて少量を購入。元気でな…。
■Gallery「Cyg」
パルクアベニュー・カワトクの裏手に移転していたGallery「Cyg」へ。展示以外にも地元と縁深そうなZINEがたくさん置いてあって、眺めるだけでも楽しいです。地元で色々作って活動してる人がちゃんと可視化されている場があるのはたのしい。
■桜山神社
「Cyg」を出て菜園通りを更にすすみ「岩手城址公園」(岩手公園)に隣接する「桜山神社」へ。
6月だったためか夏越祓の「茅の輪」が設置されていました。
伝統行事「チャグチャグ馬コ」前日なのもあり「チャグパカ」が今年もいました。なんでアルパカなのかはいまだわからん…。
かつてはここにメカパカもいた。どういうことか。戦うのか。
■岩手銀行赤レンガ館とかバッセン
「桜山神社」から中津川を渡る「中の橋」へ。
観光名所として有名な「岩手銀行赤レンガ支店」があります。とにかく有名らしいので外見などは各自検索して確認してください。
今まで入ったことがなかったので立ち寄ってみました。見学は途中まで無料(有料ゾーン有り)。無料でも大体のところが見学できます。
更に進んで「盛岡バスセンター」方面へ。
バスセンターがきれいになっていて驚きました。
かつてのバスセンター、俺たちのバッセンイメージは以下。
■喫茶「羅針盤」
一旦休憩をしようと、近くの喫茶「羅針盤」へ。
入った途端スッと空間が切り替わり、暗く静かで、とても落ち着くことができました。
客は無言というわけではないですが、かなりトーン落とした会話がひそひそと聞こえてきます。ひそひそ話いいな、したい。他に言えない聞こえない話、しましょう。
追加で頼んだ「柑橘とチョコレートのムース」もとてもよかったです。
なめらかな甘すぎないチョコムースと生クリームがコーヒーにとても合っていて、どちらも倍美味しくなるセットとなって、大正解でした。取り合わせのよい飲食物にあたるととても嬉しくなります。
■ギャラリー「ひめくり」とTシャツ屋「6jumbopins」
中津川に沿って歩いて紺屋町に向かい、ギャラリー「ひめくり」さんとTシャツ屋さん「6jumbopins」にも。
「6jumbopins」の店内にあるゲーム機やDVD、プラモや蔵書は商品なのかと思っていたら私物とのこと。ここらへんの並びをざっとみて、あ…ここ通った…という人には店主と話が止まらないかもしれないです。(80年代アニメの話を延々としてきてしまいました…)
■お土産「らら・いわて盛岡店」
盛岡駅に戻りがてら途中で「らら・いわて盛岡店」に。
飲食物中心の特産物が充実していて、なにより駅のお土産屋さんより人が少ないのでじっくり選ぶことができます。人の流れに焦ったりしたくない、ゆっくり選びたい人にはおすすめです。
ワインコーナーで夕食用に、岩手花巻市のワイナリーで「五月長根」を買って帰りました。
ちなみに6月ではありますが肌寒く、夕方よりストーブを点けました。夏でも盛岡を舐めるな、忘れないでください。
昨年遠野にカッパ釣りに行った時記録もあります。
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