映画感想「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」

ちょうど見たい新作映画がなかった週、頭の悪そうな副題に惹かれて見たのがこの映画でした。

英国No.1のエリート刑事が上層部に目をつけられて田舎に左遷され、頼りない地元刑事とバディを組んで村に隠された事件を解決してく、と大まかな流れはこんなところ。

冒頭で主人公のエンジェル刑事がいかに優れた警察官なのか、というのを「xx大会でNo1」、「高度な運転技術も習得!」、とか胸焼けするほど持ち上げる演出で畳み掛けていくのですが、ここから左遷させられる流れの緩急っぷりが楽しいのです。

この冒頭で一気に心を掴まれてしまいました。
ドンパチメインの古き良き刑事モノと思っていたのが、これはなんだか愉快な映画体験になりそうだ、と思えるように。

生真面目なエンジェル刑事は左遷先でガンガン村人を検挙していきます。
捕まった犯人がボードを持って撮影されるシーン(マグショットっていうんですね)の演出がめちゃくちゃクドくて、ちょっとした出来事に対してなんでそんなカッコいい演出するのよ!って笑ってしまいました。

後半に行くにつれどんどん頭が悪くなっていくストーリー。
「そうはならんやろ」と脳内ツッコミしながら見るのが楽しいです。
特にスーパーマーケットの銃撃戦は大いに笑わせてもらいました。

タイトルだけで軽率に観てみるものですね。
数年後にまた見返して大いに笑いたいものです。

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