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「みちしるべ」第7回サークル活動(オンラインver.)

 公民館がしばらく閉鎖になってしまったので、今回は「オンライン学習会」にチャレンジしてみました。zoomにしようか、とか、スタッフと話していたら「LINEオープンチャットは?」とアイディアが出てきて、「じゃ、それでやってみようか」と。スタッフだけでオープンチャットの練習。相手のアカウントも見えません。これなら安心です。

 いつものように、LINE公式アカウントからお知らせ。

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 しかし、驚くほど反応がありません・・・。

 やっぱり、普段顔を見て一緒に勉強しているから、「オンラインで勉強って言われても・・・」って感じなのかな・・・と弱気になりましたが、ここで怯むスタッフではありません(笑)。

 pringチームの皆さんに「なかなか申し込みが来ない・・・」とつぶやいてみました。「勉強していて、質問したくなったら、わからない問題の写真を撮って画像送信、みたいな感じになるの?」というご意見をいただき、「確かにそうだな。いつもだったら、これってどう解くんですか?ってすぐに質問できるけど、オンラインだとなかなか難しいな・・・イメージもしにくいし、だから申し込みが来ないのかな」と少し納得してしまいました。

 しかし、pringチームのsoraさんが「オンラインならお手伝いできますよ」と申し出てくださり(遠方にお住まいなのです)、当日参加していただけることに!これは心強いです。

 3月9日、もう一回LINE公式アカウントから連絡。

 すると・・・

 申し込みが来ました。やったー! これで活動できる!! オンライン学習会、という、私達にとっては未知の領域でしたが、チャレンジできることそのものが嬉しいのです。

 11日(水)当日、18時30分。

 スタッフ3名、利用者(中学生)1名で、始まりました。

 少し雑談して、「じゃ、eboard始めましょう」となり、スタッフが進捗状況を確認していると・・・

 歴史、公民を、ひたすら勉強しています。動画の視聴時間が、どんどん伸びていきます! がんばってるなー、すごい! 

 スタッフも勉強中は話しかけはしません。負けじとeboardや参考書で勉強していました(笑)。eboardは大人が見てもわかりやすいですね。いい学び直しのひとときでした。

 19時20分、休憩時間です。利用していた中学生は、まもなく高校に入学するということで、話題は春休みの宿題に。「作文4枚」「テーマは高校入学に向けての抱負」と。それは大変!「もう書いたの?」「ちょっとだけ書きました」作文・・・大変そうだな・・・書き終わるのかな・・・

 そして、ここから、オンラインスタッフのsoraさんの活躍が始まります。

 休憩が終わり、中学生は勉強再開。その間に、作文の書き方講座(笑)を準備してくれました。

 20時20分、学習会が終わり、作文講座の始まりです!

 中学生に質問をしながら、書くための材料を集めていくsoraさん。他のスタッフへの語りかけも忘れません。スタッフが返事をしている間に、きっとさらなる準備をしていたのでしょう。その後、作文の構成を書いたメモが、画像で送信されてきました。ただただ「すごい・・・」と見守るいつものスタッフ(笑)。「とても参考になりました!」と中学生。その後、保護者の方からも「苦手な作文が課題だ、と悩んでいたので、助かりました」とメッセージをいただきました。

 こんな感じで、無事に初めてのオンライン学習会を終えました。

 今回の試みで、いくつか気づいたことがあります。それは、「オープンチャットでは、誰かがファシリテートしていかなければ、雑談とは言え、話の方向性がつかめなくなる」ということ。また、「利用する人がたくさんいたら、大変(収拾つかなくなりそう)」ということ。そして、良い面としては、「オンラインにしたことで、新しい関係性(今回のsoraさんのような、中学生にとってタテでもヨコでもない、ナナメの関係性)ができた」ということ。これは、「みちしるべ」の目指すところでもあるので、「こういう形で実現できるんだな」と感じました。

 オンラインでも、形になりそうだな、という、手ごたえがありましたので、公民館が再開されるまでは、この形でいきます。

 3月中にもう一回やってみようと思っています!

 *もし、オンラインならば参加したい!という利用者さん、ボランティアスタッフの方がいらっしゃいましたら、以下のQRコードからLINE公式アカウントに登録して、メッセージをください!

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特別支援教育に興味を持つ教員です。先生方だけでなく、いろいろな職業の方とお話して視野を広げたいし、夢を叶えたいです。いただいたサポートは、学習支援ボランティアをしている任意団体「みちしるべ」の活動費に使わせていただきます。