子供から学ぶ事
けん玉というおもちゃの性質から、よく子供達に教える機会があります
地域の団体から呼ばれたり、小学校に出向いて授業させてもらったり
一回ハマり出した子供って本当に夢中になって、
周りの声が聞こえなくなるくらい自分の世界に没入します。
そして物凄いスピードで成長していきます、何人も教えていった子供達に抜かれましたw
そんな経験から、教える側も本当に多くの事を学ぶ事ができると気が付きました。
けん玉をいろんな人と遊んで学んだ事を3つ紹介します。
1.けん玉はコミュニケーションであり、他者がいるからこそ成立する遊びである
子供が分かりやすい例ですが、チャレンジしている技が成功する瞬間を誰かに見てもらいたい、という欲望がとてつもなくあります。つまりみんな成功する瞬間は「ドヤ顔」をしているのです。
つまるところドヤ顔というのは自分以外の他者が存在するから起こりうるコミュニケーションであって、無人島に1人で暮らしている人には不必要なものなのです。
そして須くけん玉プレーヤーは技が決まった瞬間に「ドヤ顔」をしているのです。
是非、InstagramやYouTubeでけん玉プレーヤーの技が決まった後の顔を見てみてください。
2.小さな成功体験が自己肯定感に大きく影響する
僕は自分の経営するカフェの一部をけん玉スペースとして活用していて、コーヒーを飲みに来たお客さんにけん玉を教えたりもしています。そしてその中から何人かが熱心なけん玉プレーヤーになり、今も継続して練習し続けていますが、きっかけは本当に小さな成功体験だったりします。
色んなアナログおもちゃがある中で、けん玉は割と難しいカテゴリーに属するおもちゃであり、自分には出来ないと思っている人が多いように感じます。しかしそこを越えていく事で、脳内には大量のドーパミンが放出され、もはやけん玉中毒かというくらいハマってしまう人がいるのもこれが要因の一つにあると思います。
そして概ねけん玉にハマっていく人というのはネガティブな人が少ないです。というか僕はもともとスーパーネガティブ人間だったので、その反動もあり今はかなり前向き、いやめんどくさいくらいのポジティブ思考に変化してきました。
この結果に関しては、精神看護の分野に活用できないかと可能性を模索中です。
3.物事はたまたま成功する事はあっても、失敗する時には必ず原因がある
これがけん玉から学んだ結構重要な気付きなんですが、他の色んな事にも応用できると思います。
難しい技にチャレンジしていると、たまたま成功する事があります。それは50回に1回くらいの確率で成功するようなもので、できた瞬間は「おおっ!」ってなります。
でもその場合重要なのって残りの49回に成功の秘訣があったりします。
色んな偶然が重なって成功する事はありますが、失敗している時には必ずどこかに原因があります。そしてそこをひとつづつクリアしていく事が上達への最も大事なプロセスであり、学びになります。
これって事業にも凄く似ているなと
たままた売上が好調な日や、コーヒーがとても美味しく焼けた日や、働いている人がいきいきとしている日があったとしても、その裏側やそれ以外の日には何か改善点が必ずあり、それは課題を細分化して行動を変化していく事でより質が高められます。
たまたまの成功よりも、失敗した原因を考える。
こんな気付きを与えてくれるけん玉って凄い、のすけんはそう思います。
そしてそれを考えるきっかけをくれたのが子供に教える体験からでした。
皆さんも是非何かにチャレンジする時は「子供に教える」という事をしてみて下さい。
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