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NPBとJリーグを比較して感じたこと

5/2-5/4まで福岡に行った。
今回2泊3日で横浜から福岡まで遠路はるばるやってきた主目的は、もちろん2023明治安田生命J1リーグ第11節のサガン鳥栖 VS 横浜F.マリノスを佐賀県鳥栖市にある駅前不動産スタジアムまで観戦に行くことであった。5/2(火)に飛行機にて福岡入りしたのだが、特にすることもなく、ふとネットで調べたところ、福岡PayPayドームにてソフトバンク VS オリックスのナイトゲームが開催されるとのことで、折角の機会ということもあり参戦することにした。

博多駅からPaypayドームまでは博多駅からの直行バスでアクセス可能なのだが、一応GW中だが平日というこの日ではあったものの、バス待ちは長蛇の列だった。強豪同士の対戦ということもあったのだろうが、やはりこの福岡という地において老若男女問わずソフトバンクホークスが愛されているということをとても実感した。

今回は普段狂ったように観ているサッカーではなく、フラットに野球を観戦したことで感じたことや、サッカーとの違いを書き連ねていき、Jリーグにも活かせることがないのか?ということを筆者なりにまとめてみたいと思う。

野球観戦を通しての筆者の感想
・イニング毎に休憩がある為、サッカーでいうハーフタイムショーのような時間を
 試合前から9回が始まるまでに9回ほど作ることができる。
・サッカーでいうところのコールリーダーがイニング毎に交代する。これは
 ソフトバンクだけなのか、筆者には分からないものの、リーダー毎に個性があり、
 時には女性のコルリまで登場するなど面白さがあった。またこれはチームのカラー
 もあると思うが、コルリの腰がかなり低い点も印象的だった。決して応援を強要する
 わけではなく、「皆さん声を出していただけると嬉しいです」とか「応援いただき
 誠に有難うございました」という発言すらあった。この点はライト層としては
 入り込みやすいし、「怖い」という印象がなく好印象であった。
・選手ちゃんとのリズムがほとんど一緒で、大体「かっ飛ばせ ○○」で締められる。
 また球場の大型ビジョンには各選手のチャント毎に歌詞が表示される。その為
 初めて球場を訪れた筆者でも周りと同じようにチャントを歌って盛り上がることが
 できた。プレーがバッター毎に切れる野球だからこそできるものかもしれないが、
 この点は「ライト層の取り込み」という観点で野球はさすがだと感じさせられた
 点であった。
・ホームとアウェイのバチバチ感があまりない点。まず選手紹介では両チームの選手を 
 顔写真付きで大型ビジョンで紹介する。また7回が始まる時にはアウェイのオリック 
 スの「ラッキー7」という場内アナウンスがあり、オリックスの応援歌が球場に鳴り 
 響いた。サッカー好きの筆者としては異様な光景であり、全くブーイングがない点に 
 も驚きを感じた。少し物足りなさすら感じた。
・スタジアムグルメは球場内のみで種類も少ない。そして値段もなかなか高いものが
 多い印象。そして福岡ならではのご当地グルメも少なかった。これはターゲットに
 している顧客が他地域ではなく地元ということなのだろうか?とも思ったが、
 この点は最近のJリーグ(特にマリノス)が優っている点かなと思う。
・投手が得意としている球種、投げた球種が球場だとまるで分からない点。

以上がざっと筆者が野球観戦を通して感じたことであるが、では上記を踏まえた上で
Jリーグはどういった方向に向かうべきなのかというテーマについて思っていることを
述べていきたい。以下に書く事は自分自身もまだ模索中であり、必ずしもベストアンサーではないことをご了承いただきたい。


Jリーグが取り組んでいくべきこと(直感)

①継続すべきこと
・スタジアムグルメの充実、地域性、独自性
・地域密着、草の根活動(小学生向けの選手学校訪問、サッカースクールの開催など)
・各チーム毎の応援のカラー、独自性

②変えていくべきこと
・ゴール裏ではこうあるべきだという価値観、多様性を受け入れない姿勢
・スタジアムへのアクセス向上
・サポーター同士のトラブル撲滅(報道されるだけでサッカー=怖いというイメージ)
・メディアへの積極的な選手の露出

③新たにトライしてみるべきこと
・チャント歌詞の大型ビジョンへの表示
・試合中=90分間を飽きさせない為の演出の導入
・スタジアム内解説、大型ビジョンへの簡単な説明の掲示(VAR以外の案件について)

上記は思いつきで書いたものであり、完全版ではなく、皆さんのご意見もぜひお聞きしたい。居酒屋やTwitterのスペースなどで色々な人の意見も聞いてみたいなと思っている。

ノスケ

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