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龍が如く8クリアした。最高だったので感想【ストーリーネタバレなし】

7がとてもおもしろかったので、続編もさぞおもしろくなるのだろうと期待していましたが、こんなにすごいものが出てくるとは思ってなかった。
結局6までのシリーズは未プレイのままだったのですが、それでも桐生の想いに熱くなれたし、一番の一番らしい結末に笑ったり泣いたりした。
ここ数年でいちばん「物語に気持ちが乗った」ゲームでした。
終わった後も余韻がすごい。たびたび思い出しているし、椎名林檎を聴いています。

今までのシリーズファンも、私のような「春日一番」からの新参ファンも、みんなを乗せて運んでくれた。
ぜひプレイしてほしい。最高でした。
次作がいつになるのかわからないけれど、また一番と物語を旅したいです。

クリアまで75時間くらい。サブイベント全然できていない。DLCも買ったので、まだまだ遊べます。

※トレーラーでわかる程度しかストーリーには触れていません。ラストの演出に触れている部分はネタバレとして事前に注意書きしています。

※7の感想はこちら


ネタバレなし感想

バトルがおもしろい

前作から最も進化していたのがバトル部分。めちゃくちゃおもしろくなっていました。
コマンドの手軽さに、位置取りによって戦略性がプラスされ、ジャスト操作のアクション性もある。
これ以上のコマンドバトルないんじゃないの? と思うほど。
何も考えなくても気持ちよく戦えるけれど、わかってくると
「この位置からバックアタックで」「吹き飛ばしたらあそこの仲間から追撃が入るかも」と、戦略性がすごく高まる。
前作で感じた不満点が見事に解消されていて、雑魚バトルも苦にならなかったです。
「コマンドバトルはなあ・・・」と思って渋っている人にこそやってみてほしいシステム。
めちゃ固いとかやたらHP多いなっていう敵はまあいるんですけど、それを削る作業も前作に比べたらずいぶん楽だし楽しめます。

サブイベントにハマってしまう

最初にも書きましたが、ドンドコ島は10時間以上やりました。多分2日間くらいずっとやってた。超おもしろい。
他にも、ゲーセンでの各種ゲームはもちろん、街中のミニゲームや、大型サブイベント「スジモンバトル」など、ほんとうに盛りだくさん。
本編が気になりすぎてドンドコ島意外はほとんど手を付けてないので、これもまだまだ遊べる。どんだけ遊べるんだこのゲーム。やばい。すき。

メンバーたちの会話がうれしい楽しい

まず、パーティチャットの数がすごい。私もまだ全部見られていないんですが、歩いてるとひょこっと出てきたりする。
メンバーのなにげないやりとりの数々は、プレイしてる私の「キャラクターへの思い入れの深さ」にもつながるし、なによりキャラの意外な一面を見られるのが楽しい。
とくに浜北公園のやつはぜひ! ぜひとも聴いてほしい!
ほんと、ほんとに悶絶した…。か、か、かわ…。趙よくやった、よくやってくれたよ、ソンヒが許さなくても私が許すよ…!
食事会話が全然埋められていないので、まだまだ楽しめるな、と思っています。好きなキャラクターがわいわいやってるのを見るの、ほんとうに良いよね…。

新旧キャラクターみんな見所がある

春日一番と桐生一馬のダブル主人公に、7から続投の面々+ハワイの新メンバー、と、パーティーメンバーがたくさんいるのですが、誰も置いてきぼりにならない。
物語の軸になるメンバーがある程度決まっているのはそうなのですが、旧メンバーの新しい面が見られたり、なんだかんだいっても「またこのキャラ使えるのうれしい」ってのもあります。
個人的には、ソンヒがプレイアブルになったのはめちゃくちゃうれしかったなあ。しかもだいぶかわいい。そして井口くんのエリック・トミザワ、どこかで歌わないかなと思ったけどさすがにそれはなかった。残念。

春日一番という「すべてを許す」存在

私は春日一番というキャラクターがものすごく好きなのですが、今回もやっぱり大好きでした。
彼の真正直なところはもちろん、「許すちから」の強さがすごい。あんなに他人を許せるひとはいないと思う。憧れすら抱いてしまう。
電ファミニコゲーマーのインタビュー記事で、"現場がしんどいときも一番のキャラクターに助けられた"という話が載っていたのですが、それがすごく納得できる。あんなに前向きで、見ていて気持ちのいいキャラクターいないと思う。
彼がいることで、どれだけ理不尽なことが起こっても最後は笑って終われそうな気がするし、サブクエストの無茶な展開もなんだかすんなり受け入れられちゃう。
一番は、自分がつらい目にあってもすべての人物を許すことができるし、プレイヤー視点では何が起こっても「まあ、一番だからな」って許してしまう。
すごいキャラクターだな、と改めて思いました。もしかしたら、今までプレイしたすべてのゲームの中で一番好きなキャラクターかもしれない。一番だけに。いや、ギャグじゃない、ギャグじゃないんだ…! 違うんだ! 信じて!

桐生一馬の圧倒的な幕引き

ゲーム1本しっかり使っての見事な主役交代劇だったな、と思います。
私のように何も知らないプレイヤーにも「これがあの伝説の桐生一馬なんだな」と、その偉大さを認識させてくれる物語でした。
過去シリーズのエピソードがサブクエストとして大ボリュームで盛り込まれていたので、桐生と一緒に生きてきたプレーヤーの人たちも納得のいくものになっているのではないかと想像しています。
とにかくずっとめちゃくちゃかっこよかったです、桐生ちゃん。
そしておちゃめなところもある。ずるくない? 完璧じゃない? 男も女も、桐生ちゃんに惚れないやつおる?




以下ネタバレ感想です


このコピーめっちゃいいよね


ネタバレ感想

「ありあまる富」と一緒に見せられたあのエンディングはしびれた。
決して幸せな場面ではなく、主人公二人それぞれが選択した結果を見せるという中で演出の一つとして曲が使われているのだけど、歌詞とのリンクがすごくて。
「ああ、この曲はそういう曲だったんだな」と。聴こえ方が変わった。
もう、あの曲を聴いたら一番の横顔しか浮かばない。
最高の演出だったなと思います。
それまで70時間くらいのすべてが椎名林檎の歌声と一緒にあの数分間へ吸い込まれていった気がします。
本当の最後には一番らしい「バカさ加減」でにっこりできたし、桐生ちゃんも最後までかっこよかった。
最後の最後までとてもいい物語だったし、とてもおもしろいゲームでした。プレイしてよかった!


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